今回気になった記事は、
Web担さんの ゲストで実現する格安ユーザーテスト、その3大注意点とは?
ざっくりと、
▼気になったとこ
- ユーザーテストの注意点やアイデアなど参考にできそう
- すぐに利用できる方法を学びたい
▼わかったことまとめ
ユーザーテストは「5人順番にタスクを与え問題点を観察するということ」。
ヤコブ・ニールセンの5人のユーザーでテストすれば約85%の問題点が見つかるというのがミソですね。
記事の中の参考になる部分を引用してみました。
ユーザーテストの基本については、
- ユーザーテストでは必ず1人ずつ順番にテストすることが大切
- ユーザーにタスク(作業)を実行するように依頼する。
- ユーザーがタスクを実行する過程を観察、記録する。
さらに、観察のポイントとしては、
- まず、ユーザーは独力でタスクを完了できただろうか。もし完了できなかったとすれば、そのWebサイトには「効果問題」があると言える。これは端的に言えば、そのサイトは「使いモノにならない」ということであり、もっとも深刻なユーザビリティ問題である。
- 次に、ユーザーは無駄な操作を行ったり、戸惑ったりしなかっただろうか。独力でタスクを完了できたとしても、その間に、ユーザーを考え込ませたり、遠回りさせたりするようなWebサイトには、「効率問題」があると言える。
- さらに、ユーザーは不安や不満を感じていないだろうか。たとえ、ユーザーがほぼ想定ルートを通って独力でタスクを完了できたとしても、途中で不愉快な思いをさせるようなWebサイトには「満足度問題」があると言える。ユーザーはタスク実行途中に明示的に不満を表明する場合もあるが、表情や態度で暗示的に不満を表明している場合もある。
テスト人数に関しては
ヤコブ・ニールセンが提唱した5人のユーザーでテストすれば約85%の問題点が見つかるという法則がある。これに異論を唱える人もいるが、現在ではほぼ世界標準となっており、少人数のユーザーでテストするのが普通だ。
そして、早い段階から繰り返してテストをすることについても書いてありました。
テストを行わないのは論外としても、一般的にデザイナや開発者には悪い癖がある。それは、テストの実施時期を遅らせたがることだ。
彼らは完成していないデザインをユーザーに見せることを嫌がる。「中途半端なものをテストしても意味はない。デザインやコーディングが完了してからテストすべきだ」と考える。しかし、これは大きな間違いだ。
問題の根源は「あなたにとって当たり前のことが、ユーザーにとってはまったく当たり前ではない」ということを、あなたが理解していないことなのだ。
最後の早い段階から繰り返してテストをするにちて、すごくわかります。
早い段階から繰り返してテストに関しては、サイトの制作者は区切りのいいとこまでっ!となりがちです。
私もそうですが、多くの制作者は途中の段階で見せることを嫌がるようです。
しかし、指摘されることを恐れていては、さらに大きな失敗を招くだろう。という考えもありますので、途中途中クライアントに確認してもらうのが大切なのだと思います。
契約条件や状況にもよりますが気をつけたいとこです。
とにかく、ウェブサイトを作るときは、ウェブサイトでのユーザーの動きを知り、そしてその動きを加速させるようなサイトにしていくということですね。
参考の本
ユーザビリティエンジニアリング―ユーザ調査とユーザビリティ評価実践テクニック (単行本)樽本 徹也 (著)