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  3. 柳宗理の鉄フライパンを買ったので、最初に行う焼き込みを解説します

※更新日:2024年8月24日
投稿日:2013年3月22日

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デバイヤーの鉄フライパンに引き続き、柳宗理の鉄フライパンを購入しました。
少し小ぶりの18cm、蓋付きの鉄フライパンです。
鉄フライパンを購入したら最初にやる作業「焼き込み」(焼き込み、焼きならし、油ならしとか言われているみたいです)をしましたので、リポートしてみたいと思います。

今回は40枚以上の写真で全行程を完全バージョンでお届けします!

商品到着

Amazonで購入しました。即日到着!

外箱。

シンプルなデザインで、かっこいいです。
外箱

箱の中。

蓋が動かないよう、輪ゴムで固定されています。
箱の中

中身。

焼き込み方が書かれた説明書や、鉄フライパンの取り扱いの注意書きも入っています。
当たり前ですが、日本語で書かれているので、安心です。

ちなみに! 焼き込みの方法は、HPに書かれているものと、同封されていた説明書とでは、若干違います。
二つの方法を見比べながら、いいと思う工程を選びながらやってみました。

箱の中全部

焼きこみにとりかかります

1.まず洗います。

【HP】本体を食器用洗剤とスポンジにて洗い、洗い流したあと水気をふき取る。
【説明書】濡れた布できれいに拭いて、焼き込みを始める。
最初は、やっぱり洗剤を使ったほうがいいと思いましたので、洗剤を使用。
【ホームページの方法】を採用しました。

洗剤で洗い、

洗剤で洗う

洗い流し、

きれいに洗い流す

タオルで拭きます。

タオルで水気を拭き取る

2.焼き込みスタート。

【ホームページの方法】【説明書の方法】共に、ほぼ同じ事が書かれていましたが、【説明書の方法】のほうが丁寧だったので、こちらを採用。

フライパンを中火以下で加熱しはじめ、

中火以下で熱していく

暖まったら火力を強火にします。

焼き込みは、15〜25分かけて、じっくりと行います。
じっくり焼いていく
上から見たところ

フライパンを動かし塗装の残っている部分を炎に当てて、全体を焼き込むようにします。

全体を焼きこんでいく

少し白い煙が出はじめ、

白い煙が出始める

だんだんと色が変わっていき、

色が変わってくる

少しずつ少しずつ全体が変色してきます。

少しずつ黒くなってくる

炎が当たる部分が紺色(黒色)から薄い青色に変化していきます。

薄い青色に変化する

玉虫色というか、メタル感が出てきます。

端のほうもしっかり熱を入れる
玉虫色に変わる
フライパンの全体像
色が変わってきた

後ろは、こんな感じです。

後ろの様子

第一段階終わり。

煙はデバイヤーほど出ないですが、確実に異臭は感じます。換気は十分に行ってください。
換気を十分に行う

3.焼き込みが終わったら、そのままゴトクの上で冷まします。

十分に冷ましてから、
ゴトクの上で冷ます

洗剤で軽く洗い、

洗剤で軽く洗う

水で洗い流します。

水で洗い流す

色の変色が確認できます。

色の変化が確認できる

キッチンペーパーで水気を拭き取ります。

何も汚れはついてきません。
汚れはついてこない

4.油をなじませます。

ホームページの説明と、添付されていた説明書で、方法が大きく異なっている部分です。

  • 【ホームページの説明】水分を乾燥させた後、内側、外側とも油を薄く塗って、収納。
  • 【添付の説明書の説明】水分を乾燥させた後、内側、外側ともまんべんなく油を塗り、中火で加熱しながら油をなじませる。油がなじんだら、(薄く煙が出始めたら)火を止め、もう一度薄く全体に油を塗って、余分な油を拭き取ったら、完了。

ホームページの説明では、油を薄く塗って終了のようでしたが、今までデバイヤーのようにガンガン焼き込んだ経験があると、ここで終えたら物足りない!と感じてしまいました。

もちろん、どちらがいいという物でもないと思いますので、「煙が出て嫌だ。困る」という方は、ホームページで説明している方法でいいと思います。

私は、油を塗って

油を塗る
後ろも塗る

加熱しました。

再加熱する

3の工程より、煙が多く出ます。

煙が多く出てくる

結構な煙の量です。

たくさん煙が出てくる

煙とともに、少しずつ塗料(?)のようなものが出てきます。

塗料が出てくる

どんどん煙が出てきます。

どんどん煙が出てくる

煙が目視できます。

はっきりと煙が見える

【説明書の解説】によると、これで完了!

なような感じですが、もう少し焼き込みたい自分の欲求が出てきました。
焼きこみ一段落

さらに油を足し、

さらに油を足す

再加熱。

再び加熱する

さっきより、塗料が浮き上がってきました。

塗料が浮き上がってくる
そろそろいいか、と終了。

冷ましてから、水で洗い、金たわしで塗料をこすり落としました。

金たわしで塗料を落とす

結構、粘度の高い感じです。

粘度が高い塗料
水を弾いている様子

ガシガシこすっていたら、指がこんな感じに。

指が汚れた

水気を拭き取ったあと、

しっかりと水気を拭き取る

フライパンの表と裏、全体に油を薄く塗って完了。

油を薄く塗って完了

結構、黒いものが付いてきます。

これぞ鉄だと思いますが、はじめは、くず野菜を炒めたりした方がいいかもしれません。
黒い汚れがついてくる

ピカピカの柳宗理のフライパン、完成。

焼きこみ完了

おわりに

感想としては、デバイヤーより煙が少なく、それと比べると手間はかからないなと思いました。
あと、このフライパンは軽いです。

「デバイヤーは、ダンベルを持っているよう。重厚感がある。柳宗理は、軽くて振るのが楽」といった印象でしょうか。
で、どっちが使いやすいのか?というと、料理次第ってことだと思います。

フライパンには色々な種類はあれど、鉄のフライパンは、料理をする者にとっては愛着のわくツールなのかもしれないなと思いました。
私の場合は、鉄フライパンの味わい深い鉄板をみながら、美味しいお酒が飲めるくらいになってきました。
デバイヤーもいいですが、柳宗理もおすすめです。