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  3. LINEスタンプの売り上げを公開!僕がスタンプを作って学んだたった一つのこと

※更新日:2015年3月3日
投稿日:2014年11月26日

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聞きました?LINEスタンプって夢がありますよね。
最新の情報だと、売り上げ10位までに入れば、平均で3,680万円くらい売り上げちゃうらしいですね。
素人が作ったスタンプも売れているらしいじゃないですか。
ちなみに、1000位程度までに入っても、270万円の平均販売額だってLINEの広報ページに書いてありました。

公開情報

こりゃ、間違いなく儲かるな!すごい副業ができたもんですね。
Twitterで検索しましたけど、作ったあとの審査がとても長いらしいですよ。
おぉ、そうですか。我々も早く作らなきゃ!
これはまさに、ビッグウェーブ。ビッグウエーブには、乗るしか無い!

最近はこんな会話をよく聞きませんか?

これはそんな2人のLINEスタンプを作ったお話です。
素人が、LINEスタンプを作って、稼いだ売上金額も公開しています。
短いお話なので、どうかお付き合いください。

僕は、普通のサラリーマン。料理が趣味の趣味だからこんなアイコン。濃紺色だから「濃紺さん」とでも呼んでください。
僕は、助手。料理の助手をしているから「助手」って名前です。イラストレーターが使えるもんだから、濃紺さんにイラストを任されちゃいました。

どんなスタンプを作るのか、テーマを決める

というわけで、僕が、テーマを決めて、どんなスタンプを作るか考えますので、それを助手さんがイラストに仕上げるという分担でいきましょう。
圧倒的なわがままですね。まるで末っ子ですね。構わないですが、テーマってあるんですか?
お、鋭いですね。まさにそれがテーマにふさわしいと思います。
僕は、二人兄弟の次男。つまり末っ子なんです。テーマは「末っ子」で。普段僕が言いそうなセリフをスタンプにしましょう。
なるほど。たしかに、濃紺さんは超わがままだし、いいかもですね!

こんな感じで、テーマは「末っ子」に決まりました。

テーマが決まったので、メモ帳に軽快なトークを40個書きます。

evernoteの中身

スケッチして、スキャンして、イラストレーターでごにょごにょして作ります。

アウトラインチェック

完成したスタンプを、LINEクリエイターズマーケットってサイトに登録しましたよと。

7月6日

よし、これで待つだけですね。
そうそう、待てば2000万への道が開けるってわけです。やればできるもんですね!

無事に、審査に突入した2人。はたして審査は、通るのでしょうか?

なんだか最近ソワソワしていますね。
だって、2000万の売り上げですもんね。どうしましょう。
銀行のペイオフって1000万でしたっけ。ペイオフって銀行が倒産したときに保証してくれる額のことらしいですよ。正直、一般サラリーマンには関係のない話かと思っていましたよ(^_^;)
だとしたら、分散して管理しないといけないわね。あ、投資しようかしら。株、株がいいわね。FXは怖いし。
あーでも、まずは堅実に不動産かしら。家賃払っているのもアレだし、頭金にして一戸建てでもいっちゃおうかしら。キッチンはもちろん広めよね。
なんか、しゃべり方が変わっていますね。。

濃紺さんは、来たる未来に向けて、計画を想像しておりました。

そして、4ヶ月後。。

スタンプ承認!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
おお、1発で審査が通って、よかったですね!
よっし売るぞ!で、どうしよう。まずは、Facebook、あとTwitter。そんなフォロワー居ないけど、きっとバズるでしょ!
え、それだけですか。。
甘いよ助手さん。4ヶ月の間に考えた作戦をちょっとだけ教えてあげますね。
は、はい。

どうやら作戦があるらしいです。聞いてみましょう。

まずは、1万円分のスタンプを知り合いにプレゼントします。で、使ってくれて、その相手が気に入って購入してくれます。これの連鎖が莫大な売上げを生むんですね。
LINEの特徴をしっかり考えれば簡単なことなんです。
1万円も!そんなに投資していいんですか。。
2000万稼ぐんだから、それくらいは当たり前でしょー!少ないくらいですよ?
てか、濃紺さん、1万円というと、スタンプ1つ100円ですよね。つまり、100人にプレゼントするってことですよね??そんなに友達いましたっけ?
ぐぬぬ。考えてみたら、10人くらいかも。いや、たぶん5人くらい。。。
そもそも、プレゼントした相手が使ってくれるものでしょうか。
最近、スタンプが飽和状態なイメージもありますし、クリエイターズスタンプだけでも3万以上あるんですよ?確認しました?
その中から、わざわざ、タクシー乗ればいいじゃん なんていうスタンプを買ってくれる人の動機ってなんでしょうかね。タクシー業の人縛りでしょうか。

タクシーのればいいじゃん

ぐぬぬ。
いや、別に責めているわけじゃないんです。単純に販路が小さいなと思っただけで、、
そもそも、クリエイターズスタンプって売るの難しい気がしますよね。サービスが開始した当時のライバルが少ない時を逃したら、作って売れるというのはもう無い気がします。
売れるとすれば、著名なタレントが作ったスタンプ、もしくは、影響力のあるタレントが使ってくれているとか、何か理由がないときついですよね。正直。
気分を害したので、今日はもう寝ます。

気分を害した

こうやって使うのか!

というような感じで、販路が無いということがわかったわけです。

さて、そんな、なんの販路もない、素人が作った普通のスタンプの売上をみてみましょう!
売上

下の分配金額を見ると、2週間で1,800円くらい。

最初はFacebookでの拡散のおかげで、少し売れていますね。

ここだけの話、最初の売上の1/3は、濃紺さん本人なんです。
仲の良い数少ない知り合いにプレゼントしたみたいです。

そして、1週間も経つと売上は0円。

わりと本気で切ないですね。。

ちなみに、一つ売れると、その約半分が売上に計上されるようです。
一つ売り上げる毎に37円〜40円くらいでしょうか。

管理者ページでスタンプチェック

ちなみに、クリエイターズスタンプの管理者ページには、スタンプがどれだけ使われているかがわかります。
使われている図
見てみると、まさかの I Love Bed が一番人気でした。
I Love bed
これらのスタンプも、文字では軽い感じに伝わりますが、実際は頑張って作りました。
50個程度のスタンプを作って、そこから40個厳選したり、使うであろう対象をイメージして、並び順やメッセージ内容を検討して作成しました。

作っただけでは売れない。

LINEスタンプは普通に作っただけでは、なかなか売れないですね。
濃紺さんのように、とりあえず作れば売れると思っているあなた!

作っただけでは売れないのがわかって頂けたでしょうか?

これからスタンプを作る人は、この話を参考に、半年後の需要を見極めて、センスのあるスタンプを作り、販売ルートを考えましょう!
このような、せつない物語のようにならないことを願っています。

僕がLINEスタンプで学んだたった一つのこと

「売れる気がしない」

ふてくされている

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