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  3. ビーントゥバー Minimalミニマル でチョコレートを作ってきました!

※更新日:2020年2月2日
投稿日:2015年10月7日

関連リンク

代々木八幡駅のお洒落なチョコ屋さん

代々木八幡駅のほど近くにあるMinimalは、チョコレートのお店です。
店内でカカオ豆の状態からチョコレートを作っています。
外観
店名の下に書かれている、Bean to Bar(ビーントゥバー) の文字。
看板
ビーントゥバーとは、カカオ豆から板チョコになるまでの製造工程を指します。
外観遠くから
店内では、カカオ豆のいい香りがただよっています。
店内
壁には、カカオ豆の仕入れ先のMAP。産地の多くが赤道近くにあることがわかります。
直接現地を訪れて、仕入れをしているそうです。
MAP
この素敵なお店で、カカオ豆からチョコレートを作るというワークショップが定期的に開催されているということを聞き、参加してきました。

チョコレートのワークショップで何が学べるの?

ここで学べることは以下の5つだと思いました。

  • チョコレートについてのちょっと深い知識
  • チョコレートの製作工程
  • カカオ豆からチョコレートを自宅で作る方法
  • チョコ好きの仲間との交流
  • 新しいチョコレートとの出会い

営業時間が終了後、ワークショップが開催されました

こちらの写真のチョコレートは私がカカオ豆から作りました!
試食
閉店後の店内で、ワークショップは行われます。
というわけで、カカオ豆からチョコレートができるまでの工程をご紹介します。
夜の店内
ワークショップの時間は3時間半程度。割とがっつりチョコレートについて学びます。

カカオ豆とチョコレートについて学ぶ

最初はカカオ豆についてのお勉強からスタートです。
先生がニカラグアのカレンダーを使いながら説明してくれました。
カレンダー
こちらがカカオの木です。幹から直接カカオ豆がなっているなんて初めて知りました。
カカオの木
実物のカカオ豆を触れたり、においをかいだりして、知識を深めました。
カカオ豆実物
そんな座学の最中に、カカオ豆はローストされており、ローストが終わった後は、いい香りが店内に充満していました。
座学では、雑談も交えながら生産国や各地のチョコの話、チョコレートに関する著名人の話などが聞け、とてもおもしろかったです。
ちなみに2回参加したのですが、回によって聞ける内容や集まるメンバーが違い、それぞれの回が楽しめました。
ロースター

ローストされたカカオ豆をチョコレートにします!

本日の豆はこちらの2種類。ベトナム産とハイチ産です。
2種類の豆
手に取ると、いい香りが。アーモンドのようなサイズ感でした。
思っていたより軽く、ずっしりとしたナッツの重さはありませんでした。
手に取る

カカオ豆の皮をむいてカカオニブにする

参加者と先生と一緒に、カカオ豆の皮をむいていきます。
みんなで協力
中身は結構濃い茶色。
皮をむく
むいて砕いたものは、カカオニブといって、ボリボリ食べることができます。
人により、感じ方はあると思いますが、ざっくり分けると、ハイチ産は色が濃くて甘く、ベトナム産は色が薄くて酸味がありました。
2色の豆

ミキサーにかけてカカオマスを作る

豆をミキサーで潰していきます。
ミキサーと豆
まず、豆(カカオニブ)の量を量ります。
豆をはかる
2つの豆をそれぞれミキサーにかけます。
実は、ここがポイント!
カカオニブの数%を後から加える方法で、食感を変えることができます。
カカオニブを全て潰してなめらかにするか、粒感を残すか。
ワークショップでは両方を味わうことができます。
作っている雰囲気
後からカカオニブを加えて食感を残す場合は、お砂糖を先に入れます。
こちらの写真は、あとで砂糖を入れるパターンなので、カカオニブだけをミキサーにかけた状態です。
第1段階
こちらのように、ミキサーをしっかりかけて、ペースト状になったものを、カカオマスと言います。
ハイチのペースト
このタイミングで味見しました。まだ砂糖が入っていないので、直にカカオ豆を味わえます。
カカオ豆からチョコレートを作るワークショップならではです。
味見
砂糖を最初に加えないパターンだったので、ここで砂糖を加えます。
砂糖を加える
ミキサーでしっかり混ざり合ったら準備完了。型に流し込みます。
砂糖が入るとまた味が全然変わったのがおもしろかったです。
終了

チョコレートの型に流し込む

だいたい5〜6gくらいを1つのマスに入れていきます。
5-6gずつ
入れ終わったら、叩いてならします。
たたいてならす
足りない部分に補充しながら整形していきます。
足りないところに足す
こんな感じにして、冷やしていきます。
固める

手作りチョコの出来上がり

ご紹介は割愛しますが、2番目のザクザク食感のチョコ作りの間に、1番目のチョコが出来上がりました。
1番目のチョコ
型からはずしたら出来上がり!
型からはずす
ついにカカオ豆からチョコレートを作ることができました!
取り分けその2

出来立てを試食します

さっそく試食しましたが、産地によって、酸味や甘みが違うのがわかります。楽しい。
通常は、チョコレートは作った後に、しばらく置いて味を安定させるそうで、出来立てと数日置いてから食べるのとでは風味が違うそうです。
試食
持ち帰り用もいただけるので、自宅で違いを楽しむことができます。
置いておくとまた違った風味を楽しむことができると思います。
持ち帰ったチョコ

Minimalってどんなお店?

営業時間外に、チョコレートのワークショップを行っているミニマルさんですが、もちろん営業内のお買い物も楽しいです。
夜の店内その2
チョコレートのディスプレイがお洒落です。
板チョコのディスプレイ
試食をして、自分の好みのチョコレートを見つけることもできます。
試食もできる

サイドメニューが充実!

チョコレートの他、ショコラドリンクやメレンゲとカカオニブのスナック、アイスクリーム、T.Y.HARBOR BREWERYと共同開発したオリジナルクラフトビールなどもあります。
説明
ちなみに、右側のメレンゲのカカオニブがとてもおいしくて個人的なオススメです。
甘さひかえめで、ポリポリとまらなくなります。
メレンゲ

カフェは外のベンチがオススメ

店内でゆっくりする他、外にも休憩ができるベンチもあります。
休憩スペース
ショコラトル ジンジャーとカカオパルプジュースをイートインしました。
ショコラとパルプドリンク
ショコラトル ジンジャーは、ショコラに生姜などのスパイスを加えたドリンク。このつぶつぶがまた美味しい。
程よい甘さの中に、スパイスが絶妙に効いていました。
つぶつぶ
チョコレートの製作工程がわかるとなおさら美味しいです!

ワークショップを終えて

今回のセミナーは少人数でしたが、通常は10名程度で行われるそうです。
初めて参加という事で緊張しましたが、紳士的な先生が、わからないことは何でも優しく答えてくれるので、何もわからなくても安心して参加できると思います。

今回のチョコレート作り体験では、豆によって、チョコレートの味わいが全く違うという事がよくわかりました。
デザートとしてはもちろん、ワインやビールに合いそうなフレーバーもあり、楽しみ方が広がりそうです。
カカオ豆の形
普段食べるチョコレートとは違う、奥深さに触れられたセミナーでした。

ちなみに、今回参加したメンバーが、フィリピン現地の方から預かったという「タブレア」という食材を持ってきていて、見せていただけました。
タブレアとは、カカオ豆をすりつぶして練り上げた伝統食材で、フィリピンでも独自のチョコレートなんだそう。チョコレートドリンクの素といった感じです。
タブレア
味は甘くない「霧の浮舟」(チョコレート)のようでした。お湯に溶かして、砂糖を加えて飲むのが現地流なんだとか。
フィリピンではよく飲まれているのだそうで、貴重な経験をさせて頂きました。
タブレア試食

ワークショップを受けるには?

カカオ豆からチョコレートを作るワークショップは、MinimalのホームページのTOPICSに詳細が書かれており、メールで申し込むことができます。
気軽に申し込んでみてはいかがでしょうか。