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  3. モダンなデザインで人気の波佐見焼。九州の窯元まで行ってきました

投稿日:2013年11月22日
更新日:2020年12月17日

波佐見焼ってなに?

波佐見焼は、そのまま「はさみやき」と読みます。カットするハサミじゃないですよー。
波佐見町という長崎県の土地の名前で、そこで生産されている磁器のことを言います。
波佐見町の近くには、有田焼で有名な有田町があったり、伊万里焼の伊万里市、唐津焼の唐津市など、この辺り一帯が有名な陶磁器の産地であり、春の陶器市の時はとても賑わいます。
こちらのマルヒロのHASAMIブランドは、東京のデパートで、よく見かけるようになりました。

陶器と磁器の違いってなに?

簡単に言うと、陶器は粘土が主な原料で、磁器は、石の粉末が主な原料です。

磁器は、普段使いの陶器と呼ばれていて、ガラス質なのが特徴です。水もしっかり弾きます。
その為、指で弾いてみると、高い音がします。薄く作ることが可能で、ガラス質ということもあり、光が透けて見えるのも特徴です。
陶器は、粘土が主な原料なので、やや吸水性が高いです。磁器に比べると乾きにくいです。
厚みがあり、熱伝導率が低いので、磁器ほど熱くなりません。
こちらの写真のように、土っぽいといいますか、ごつごつとした、手作り感が魅力の一つ。
今回買いに行った波佐見焼は、磁器なので、磁器特有の白い色絵付けのデザインのあたりに注目です!

波佐見焼を買いに行く

うちで使っている陶器は、東京から近い、笠間焼益子焼が多いです。

気分転換に新しい焼き物を買いに行こうと、目をつけたのが、前回のライスコロッケでも使った波佐見焼です。
モダンなイメージで、使い勝手が良さそうな印象の波佐見焼。

長崎空港から波佐見町へ出発

濃紺さん、いよいよ九州に進出しましたね。おめでとうございます。
初長崎、感無量です。
地図を見ても、長崎の地形は面白いですね。九十九島も観てみたいです。
ちゃんぽんも食べたいです。カステラ五島うどんは自分用のお土産として買う予定がありますので、忘れずによろしくお願いします。
気持ちいいくらい目的を見失っていますね。
長崎空港のまわりは、大村湾。ここから、焼き物を巡る旅が始まります。
早速ですが、高速道路を経由して、向かうは波佐見町です。

mignon(ミニョン)

車を走らせること、40分。
高速のインターを下りて少し走ったところに、一番はじめのお店、mignon(ミニョン)があります。
店内の様子です。
現地初の波佐見焼との対面は、予想通りモダンなデザインの食器が多くて、楽しい!
おしゃれ〜。
かわいい〜。
あざやか〜。
お買い物を楽しんでいると、なんとコーヒーを入れてくださいました!このコーヒー美味しかった〜。
店員さんはとても親切に、波佐見焼のお店を色々教えてくださいました。
飛行機からの寝癖の濃紺さん。頂いたMAPをくいいるように見ていました。
こちらで頂いたMAPは、その後とても役にたちました。
奥の布はマリメッコですね。うちでも、違うガラですが、同じようにのれんとして使っていたりします。趣味が合うお店に出会えて、旅の始まりは最高でした。
ちなみに、mignon(ミニョン)さんは、内装も綺麗で、お店の香りも新鮮でした。
ここでしか見なかった陶器もあったので、行きでも帰りでも必ず寄りたいお店です!

白山陶器

次に向かったのは、白山陶器。こちらは、写真撮影がNGなので、看板だけ。
mignon(ミニョン)さんから、車で数分のところにあります。
2階にあがると、多くの素敵な商品が置かれていました。
普段使いに欲しい、モダンでおしゃれなお皿がたくさんありました。
こちらの商品は、あとのお店でも多く見かけました。波佐見焼の人気ブランドなんですね!

中尾山と中尾山交流館

次は、陶芸の里中尾山に向かいました。

中尾山と中尾山交流館

中尾山へやってきました。
山というだけあって、結構な急勾配。歩くとなると大変そうです。。
白山陶器から車で5分ほど、中尾山を登りきった所にある、中尾山交流館に到着。
こちらでは、中尾山にある18の窯元すべての作品が集まっています。
まず、ここでお気に入りを見つけてから窯元をめぐるのがオススメ、と波佐見町観光協会のサイトにあったので、向かってみました。
入るとこちらでも、ギャラリーの方から優しい丁寧な説明をしていただきました。波佐見町の方は、みんな優しい!
バルコニーからは、世界第2位の長さの登り窯の跡地が見えました。ちなみに1位も中尾山にあるらしいです。波佐見町すごいぞ!
中の様子はこちら。広いスペースに18の窯元の商品がずらりと並んでいました。
商品と共に窯元の名前が書かれていたので、お気に入りをチェックをしつつ、ぐるりと回りました。
ギャラリーの方が、車は置いておいて構わないですよーと、散策を勧めてくれたので、交流館から中尾山を歩いてみることにしました。
中尾山にあるギャラリーや窯元は、それぞれがあまり離れていないので、気軽に散策ができました。
歩いてみると、製作途中の作品を見られたり
あちこちにある塀も陶磁器が組み込まれていたり、焼き物産地の雰囲気たっぷりでした。
看板があちらこちらにあるので、迷うことはあまりないと思います。

一真窯のギャラリー「とっとっと」

中尾山交流館から徒歩で数分のところにある、ギャラリー「とっとっと」
こちらは、交流館のすぐ近くにある一真窯さんのギャラリー。
店内の様子。かわいくてモダンな波佐見焼があふれていました。
ギャラリーの方は、ニコニコと丁寧な説明をしてくださり、またお茶をいただいてしまいました。
そんな中で、あれ、濃紺さんが真剣な顔で何やらやりはじめました。
どうやら、お気に入りを見つけた様子。
このお皿は、白いシンプルなものですが、柄が違うお皿を組み合わせてコーディネートできるんです。
どんな料理をのせようか、想像するだけで楽しいです。どうしよう。
こんな風に、素敵に盛りつけたりもできるんですね。
そして、ギャラリーの方は「一真窯の商品は、こんな風にも使えたりするんですよ」と、部屋を暗くして、ろうそくを灯してくれ。。
透き通ったように灯りがもれて、素敵な空間になりました。
これこそ、磁器!匠の技!
2階もギャラリーになっており、テーブルもかっこ良かったです。
非売品の絵付け皿も見ることができました。
めちゃくちゃ細かいお仕事。
とっとっとをあとにして、坂を下っていくと、文化財の煙突が。ここ周辺には、使われていないものも含めて8つの煙突があり、文化財となっているそうです。
イカしてるー(文化財を活かしているという意味で)
更に散歩をしていると、下る道の脇には陶磁器が飾ってあったりしました。
ちなみに、中尾山散歩道の、真ん中あたりにあった、中尾山MAPも、陶磁器で作られていました。

登録有形文化財のギャラリー赤井倉

次は、とっとっとから歩いてすぐの赤井倉さんへ。
こちらの建物は、文化庁より登録有形文化財に指定されており、雰囲気がとても良かったです。
こちらが店内の様子。素敵なギャラリーでした。
ここに住みたい。
最高の昼寝が出来そうな縁側。
中からはこんな感じです。
遠くに見えるこたつで和んでいるのは、濃紺さんです。
こちらでは、レモンティーをいただいてしまいました。
中尾山の人々は、本当に親切で優しい方が多く、あたたかさを感じました。
まだまだ、中尾山探索は続きます!

陶房 青、堀江陶器、光春窯

陶房 青

言い忘れてました、お昼休みの事。
実は、陶房青さんにも行ったのですが、お昼休みだったようで、人の姿が見えませんでした。
私たちが行ったのは、金曜日でしたが、土日にお休みする窯元さんも少なくなく、電話で連絡したほうが良いところもあります。
それに加えて、12時〜13時はお昼休みを取られている窯元さんもおられるとか。
もし、その時間に訪問される場合は、電話連絡をしておくのがいいかもしれません。
交流館で気になって楽しみにしていた磁器だっただけに、中を伺うことができずに残念。

堀江陶器

その後は、堀江陶器さんに伺いました。
こちらは、写真NGだったので画像はありません。
白の器/h+という本も出されていて、行く前に読んでいたので、実物を見られてよかったですー。

光春窯

その後、一度車に戻って、実は途中で立ち寄ってお昼休みで開いていなかった「光春窯」さんに再来訪しました。
中の様子です。かっこいいストーブがある素敵なギャラリーでした。
雑誌か何かで見たことのある商品!光春窯さんの作品でした。
という感じで中尾山の探求はおしまい。
中尾山滞在時間は、だいたい2時間半ほどでした。

鬼木棚田

中尾山から降りることにし、その途中に立ち寄ったのが、「日本の棚田百選の郷 鬼木棚田」です。
中尾山から車で10分もかからずに、展望台に着きました。
おおー、棚田すげぇ!
刈り取った後でしたが、それでも見事な風景でした。
次のページでは、波佐見焼の街の中へ向います!

モンネ・ルギ・ムック

中尾山を降りて、棚田風景を楽しんだ後は、雑貨屋、カフェ、陶器ショップなどが集まっている敷地にやってきました。
棚田から車で10分もかからずに到着。
元々、やきもの工場が立ち並んでいた場所をリノベーションしたのだとか。

モンネポルト

はじめに、モンネポルトへ入ってみました。
中に入ってみると、右に大きなフリースペース。こちらは、ライブや展示などの様々なイベントで使われているそうです。
空間がなんともお洒落。
左に進むと、雑貨ショップ。センスのよい雑貨がたくさんありました。

モンネ・ルギ・ムック

隣にあるカフェ・レストラン、モンネ・ルギ・ムックでお昼ごはんにしました。
昭和の建物を改築したそうで、外観はレトロな感じ。
中は、居心地のいいカフェでした。
こちらのランチは美味しいと聞いていたので、楽しみにしていました。
里芋のポタージュと、梅とだいこんのサラダ
ゴロッと豚肉と揚げ茄子のインド風カレー
あさりと野菜のスープごはん
どれも波佐見焼におしゃれな盛り付けです。とても美味しかったです!
デザートに人気のチーズケーキ。生クリームもとてもおいしかったー。

HANAわくすい

食後に向かったのは、HANAわくすい。インテリア雑貨のお店です。
こちらは写真NGだったので、外観だけ。
東京のD&DEPARTMENTで見かけたことのあるおしゃれな商品や、本があったけど関連のお店なんでしょうか。

コーヒー豆屋さんやヨガスタジオ

他にも、コーヒー豆屋さんやヨガスタジオもあります。なんかすごくおしゃれエリアですね!

南倉庫

敷地内は少し坂になっていて、上に登りきると西海陶器の作品を扱う、南倉庫という陶器ショップがありました。
中はこんな感じ。シンプルモダンな作品がたくさん展示されていました。
奥にはイベントなどで使われているキッチンがありました。
こんなキッチンで料理してみたい!
キッチンいいなぁ。。
そんな感じで、敷地内の探検が終わったので、このエリアを後にしましょう。
さぁ、次へレッツ・ゴーです!
いよいよ旅も終盤です。
波佐見焼のお店を周っていきます!

くらわん館とやきもの公園 「世界の窯広場」

次に向かったのは、くらわん館
波佐見町内の35の窯元や商社・伝統工芸士のやきものや、その他お土産品が販売されていました。
2階には、焼き物の資料も展示されていました。写真NGだったので、外観のみ。
くらわん館の斜め向かいにあるのは、やきもの公園 「世界の窯広場」。
こちらは、白山陶器の平茶碗などで有名な森正洋さんデザインの公園なんだとか。
世界中の窯が展示されていました。窯にも色々な種類があるんですねー!
パノラマ写真はこんな感じです。

マルヒロ、土蔵(陶もと)、アイユー、natural69

hasamiのマルヒロ

やきもの公園から向かったのは、マルヒロ。車で10分もかからずに着きました。
最近、都内でもよく見かけるハサミマークのあの食器のお店です。
店内の様子はこちら。カラフルな食器がずらりと並んでいました。
我が家でも、紫と水色を所有していますが、普段使いに便利で重宝しています。

土蔵(陶もと)

マルヒロから向かったのは、土蔵(陶もと)。
落ち着いた外観が素敵なお店でした。
中の様子はこちら。
絵付けにこだわった商品が多くあった印象です。

アイユー

そろそろ陽も落ちてきていたので、少し急ぎながら向かったのはアイユー。
こちらがギャラリーの様子。
かわいい波佐見焼がたくさんあって、目移りしてしまいました。
お話をしていると、お茶までいただいてしまい、本日4度目のティータイム。
波佐見町の方々は、本当におもてなし上手だなと思いました。
アイユーさんは、オリジナルの商品も作っている商社で、親切なご主人に、作家さんが作るような陶器を探しているという話をしたところ、「松原工房」を教えてもらいました。まだやっていると思うということだったので、急いでこの後向かうことになりました。

natural69

その前に、アイユーさんに伺う前に、途中に気になったお店が、natural69
17時を回っていたのでもう閉店しているかなと思いつつ伺ってみましたが、かわいいお子さんと共に迎えて頂きました。
こちらのお店も、かわいくて自分好みの作品がたくさんありました。
行った時は丁度セール中だったので、お安く買えたりしてラッキーでした。

松原工房

追記;
2017年8月31日に、記事でご紹介している松原工房 西の原ストアは閉店し、長崎県東彼杵郡波佐見町折敷瀬郷1750−1 へ移転したそうです。
なお、松原工房さんは、2019年の春にすべての活動を終了するそうです。
波佐見町は、だいたい17時に閉まるお店が多いので、17時半を過ぎていたこの時、閉まってるかもと諦めつつ松原工房へ向かいました。
実は、ランチをいただいた、モンネ・ルギ・ムックの道をはさんだ向かいすぐの所にあるのですが、見逃していました。
モンネ・ルギ・ムックの道をはさんだ向かいに、自動販売機があり、その脇に看板があります。
17時50分に到着したのですが、18時閉店だったそうで、ぎりぎりセーフ。
それでも、店員さんは「全然構いませんよー」と笑顔で迎えてくれました。
(※2014年から営業時間が10:30〜17:00に変更になりました)
(※現在は閉店)
外観はこちら。かわいいディスプレイです。
内観はこちらです。
作品は、すべてオリジナルで、ろくろ師絵付け師の2人で制作しているそうです。
かわいらしいデザインであふれていて、他では見られないモダンな色使いのお皿がたくさんありました。
食事の時間が楽しくなりそうな器は、見ているだけで飽きません。
購入したら、かわいいおまけをつけてくれました。

おわりに

というわけで、今日の波佐見町めぐりはおしまいです。
予約をしていた佐世保のホテルへ向かいます。
待ちに待ったちゃんぽんを食べて。
待ちに待った皿うどんを食べて。
波佐見町を巡る、波佐見焼を買ってきた1日はおしまいです。

とても、充実した波佐見焼とのふれあいでした。
お茶をたくさんいただきましたが、平日で人が混んでなかったからでしょう。平日でよかったです。

今回の旅では、約15ヶ所くらいのお店を回りました。
行く前に気になっていたのは、1日でどれくらい回れるのか。
波佐見町観光協会のサイトを見ると、40以上もの磁器のお店、窯元が紹介されております。
全てを回るのは無理だと思いましたが、予測がつかなかったので
大雑把な計画を立てて、行ってみました。

波佐見町観光協会のサイトによると、営業時間が9〜17時のお店が多いように思いましたが、
お店によっては10〜17時、8時半〜17時、などとそれぞれ違っていたりもしました。
私たちは、mignon到着が10時半くらいだったので、少しスタートが遅かったかも。
車を使って、9時〜現地をスタートできれば、20ヶ所以上は回れると思います。

行く先々で、陶器が好きなんですねーと声をかけて頂いたのですが、周りのお客さんに比べると、少しがっつき過ぎたかもしれません。
それでも波佐見町の人たちはあたたかく、私達を迎えてくれました。ありがとうございました!
今度は波佐見焼の陶器市の、波佐見陶器まつりにも行ってみたいです!

そして、波佐見焼の陶器市に行ってきました!様子をまたまとめましたので御覧ください!

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