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牧之原市の茶畑
とある土曜日、場所は静岡県の牧之原市。
牧之原市は、全国屈指のお茶の産地です。
この日は伊藤園主催の、様々な異業種の人たちが集まり、お茶を飲みながら、コミュニケーションを高め、アイディアを出しあう場所でもある「茶ッカソン」というイベントに参加し、茶畑で新茶を摘ませて頂きました。
自宅でお茶を作ってみる
牧之原の茶摘みを満喫してから、数日後、満を持してお茶作りに挑んでみました。
これが摘み取ってきた新茶の茶葉です。若干色が変色。これは酸化というものでしょうか。
すぐ取りかかればよかった。。やはり鮮度が命です。
重さを測って、22グラムの茶葉で挑戦!
茶葉を蒸します。
蒸してみた状態。なんとなく箸にからみついてくる感触。
うちわであおいで乾かします。
フライパンで丹念に炒ります。
乾燥した茶葉がこちら。
茶葉を手もみします。
強くしっかりと揉んで水分を出します。
手もみをしたので、ちりちりになりました。
重さが13.5gに減りました。
クッキングシートを敷いたフライパンの上で、再度、茶葉に火を入れて乾燥させます。
しっかり手でも触りながら、乾燥するまで茶葉に火を入れます。からっからになってきます。
6gにまで減った茶葉。
茶葉を広げてみました。まさに生茶。
お茶の香りがとてもいい!
完成したお茶を飲んでみる
いざ、急須でお茶を淹れてみます。
む、色が茶色い?想像の色と違う。。
なんだか、紅茶が完成しました。
話が違う!!
緑茶と烏龍茶と紅茶は同じ原材料
緑茶、ウーロン茶、紅茶は基本的に同じ原材料で、製造方法が違うだけとのこと。
詳しくは伊藤園のお茶百科を御覧ください。
ビックリです。
発酵のさせ具合で、変わっていくのだとか。なので、紅茶っぽいお茶っぽいなんとも言えないものができちゃったのか。。
商品の新茶でお茶を飲んでみる
「茶ッカソン」で牧之原市長から頂いた新茶でお茶を淹れてみます。
半端ない緑色と乾燥具合。私のは乾燥も甘かったのか。。
水分を含ませると膨らんできました。すごく鮮度がいい感じ!
鮮やかな緑色! これぞ新茶です。
私の作った、紅茶風お茶と比べてみました。
まず、色が全然違う!
伊藤園の1本1000円のお茶
伊藤園から発売された、1本1,000円の「初摘み新茶」という商品があります。
「茶ッカソン」で頂いたこの最高級の新茶をいただいてみました。
色は、先ほど淹れた新茶を濃くしたもののような感じです。
苦味がなく、香り高く、新茶のうま味が鼻に抜ける感じ。
紅茶風お茶とは全くの別物です。原材料はきっと同じはずなのに。。
ダシのような、芳醇な味わい。ワインを飲むかのように、口の中でお茶を遊ばせてみたくなる感じです。
何を言っているか自分でもよくわかりませんが、とにかく、普通のお茶じゃなくて、味わい深いお茶だということは良くわかる味でした。
比較をしてみました。左から、お茶風紅茶、真ん中が、牧之原の新茶、一番右が「初摘み新茶」。
緑茶の色味も様々ですね。私の作ったのは、お茶風紅茶ですが。
牧之原でお茶を味わい尽くす!
さて、今回お世話になった、伊藤園主催のイベント、「茶ッカソン」ですが、元々は、地域おこしのイベントではなく、今回はたまたま、地域とのコラボレーションイベントでした。
普段は、クリエイティブなアイデアを出しあい、コミュニケーションを深める機会と場所です。
今回は、「◯◯市をクリエイティブ都市にするには?」というテーマで参加が募集され、当日まで行き先がわからないという、ミステリーツアーのような形で始まりました。
当日発表された行き先は「牧之原市」。
テーマは、「牧之原市を知り、地域を活性化させるクリエイティブなアイデアを出す」というわけで、現地に実際に訪れ、お茶の勉強をしたり、
お茶をふんだんに使ったお茶ランチをいただいたり、
お茶の濃さが選べるアイスを食べたり、
めちゃくちゃ高級なお茶を味わったり、
もう、すっかり、お茶のことが好きになる1日でした。
牧之原市とコミュンシティ構想
牧之原市では、今回の茶ッカソンで出た多くのアイデアを形にするか検討をしているようです。
私達のチームは、茶道の考え方を政策に活かし、「コミュニケーションをとる」ということに振り切った施策を行う、コミュンシティ構想というアイデアを考えました。
例えば、旅行であれば、温泉などに遊びに行く旅行プランではなく、コミュニケーション(対話)に圧倒的に特化した旅行プランが考えられます。「2人てくてく牧之原」と茶畑を散歩しながらお話をしたいものです。なごみそう。
今後も、牧之原市の取り組み、及び、茶ッカソンの取り組みが楽しみです。