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全てを予算に抑えるのは無理かもしれない。。
要望を伝えて、やりたいことを全部含めてもらい、最初にもらった見積もりは、予算を120万円オーバーしていました。
なるべくリーズナブルな素材のものを利用したり工夫をして、この見積もり金額でした。
希望を予算内で抑えるなんて、無理でしょ!って思いました。
無理でも、それでも、下げないといけませんでした。
見積もりが、予算を上回ってしまうことは多いと思うので、私が経験して得た予算内に抑えるポイントをまとめてみました。
最初から完璧なリフォームを目指さない
リノベーションをすると、最初に全てを綺麗に揃えたくなってしまいます。
お金があれば、全室防音で、断熱がすごくて、床暖房で、無垢の木を使って。。理想は果てしないです。
最初は最低限のリフォームに徹することが、予算を下げる最大のポイントです。
二重窓や、雨戸、収納、バルコニーの柵、庭(無いけど)などは後からでもリフォームが可能です。
実際住んでみて、気になったら、再度検討しても良い部分です。
後からできる部分を探して、とにかく見積もりから抜きました。
特に気になっていた、インプラスなどの二重窓は絶対にやろうと思っていたのですが、予算の都合で今回は見送りました。
住んでみてからでも可能なものは、とにかく後にまわしました。
フローリングを塩ビタイルにする
塩ビタイルとは、フロアタイルとも呼ばれていて、堅くて丈夫で水にも強い、タイル状の床材です。
例えば、見た目は木にそっくりな、木目のプリントをした商品もあります。
プリントといっても、そのイメージはかなり本物っぽく作られていてびっくりする程でした。
素人がぱっと見ただけでは、木か塩ビタイルなのかは、わからないといった印象です。
表面に凹凸があるので、より本物に近い感じです。
これを、今ある床の上に重ねて設置することで、フローリングを剥がして設置という工数を減らす事ができ、その分節約出来ました。
塩ビタイルは設置が簡単なので、手間賃を減らすこともできます。
ショールームに行くと、色々な種類があるので、実際に見てみることをオススメします。
ショールームの様子は別の記事でご紹介します。
ダイノックシートで節約
3Mから発売されている、ダイノックシートという商品があります。
これも、塩ビタイルと同じように、プリントで作られているシールで、木の風合いを出すことができるアイテムです。
ドアや戸棚、家具に貼れば、新品のような見栄えになります。
柄の種類も豊富なので、新しい商品を買わずに、現在あるものを再利用することでかなり節約することも可能です。
今回は利用せずに、ペンキで対応できそうな部分は塗装でカバーしましたが、こういったアイテムを知っておくと、何かの時に役に立ちそうだと思いました。
耐火扉をやめる
これは物件やその地域によりますが、防火扉じゃなくても大丈夫な物件か、しっかりと確認しておいた方が良いです。
購入した物件は「準防火地域」だったので、はじめは、耐火扉を最初選択していました。
しかし、隣と距離が離れている為、耐火扉ではなくても大丈夫とわかったので、同じデザインで非防火ドアにする事で、10万以上見積もりから引くことができました。
大壁を辞めて予算を下げる
しんかべ、おおかべ、建築業界にいれば当たり前に知っている話らしいのですが、何のことかという感じでした。
真壁とは、和室の壁です。構造体の柱(木材)が表面に表れている壁のことです。
大壁とは、洋室の壁です。構造体の柱(木材)の上から石膏ボードを張った壁で、柱が見えない壁です。
私の購入した家は、全て真壁でした。
全ての部屋がフローリングになっていましたが、柱が表にでているので元は和室だったようです。
真壁を大壁にすると、石膏ボードの壁の中に断熱材を入れることも可能ですし、電気の配線なども綺麗に壁の中にしまうことができてスッキリする魅力的な工事です。
冬は暖かく、夏は涼しく暖かい家を目指していたので、大壁にしたいと思っていました。
ですが、大壁にする工事をするかしないかで金額が大きく変わってきます。
真壁のままにすればだいぶ見積もりが下がります。私は、断熱はあきらめて真壁のままにすることにしました。
代わりに、真壁の良さを引き出そうと、柱をペンキで塗装することにしました。
それによって、ウォールナット風の濃い柱となり、だいぶモダンな雰囲気の部屋になりました。
実は、リフォームを進めていってわかった事なのですが、1階も真壁にするつもりでしたが、そうすると配線だらけになってしまうとわかり、大壁にしたほうが良さそうでした。
施工の都合もあったのかもしれませんが、リフォーム会社がサービスでと言ってくれ、大壁に施工してもらえました。
水回りはしっかりとやる
リーズナブルに抑える箇所と、抑えすぎはよくない箇所があると思います。
水回りは、なるべく予算を削りたくありませんでした。
あとからリフォームすると大変で素人には絶対できない工事箇所だからです。
こだわったと言っても、過剰な設備を入れたわけではありません。
キッチンの大きさや換気扇、浴槽のヒーターや、洗面化粧台のデザインなど、基本的な機能の部分に予算をかけました。
ベーシックで問題ないので、必要でないオプションはなるべく外しました。
安物を狙いすぎない
見積もり金額を下げたいとは言え、せっかく購入した家です。全ての商品で最安値ばかり狙うと、せつない気持ちになります。
場合によっては、その商品の一つ上のランクを見てみると、デザインも気に入った商品が見つかる場合があります。
リフォーム会社に、なるべく安いものをとリクエストしているので、提案されるものは、ベーシックなものだったりします。
しかし、1万円追加するだけで、気に入ったものになる場合もあるので、しっかり調べて自分で決めることも大切です。
借り手を意識する
自宅を購入する際、自分のこだわりを強く入れすぎると、買い手や借主が現れない恐れがでてきます。
せっかく購入した家なので、自分の好みで作るのが一番ですが、一般的な目線を意識しつつ、シンプルにしあげるのも、リスクヘッジとして大切かなと思いました。
とにかく疑問点は相談する
見積もりを受け取り、打ち合わせをすると、色々な疑問点が出てきます。
疑問に思った事をリフォーム会社に問い合わせれば、お互いの勘違いで高い見積もりになっていた、という事を防げるかもしれません。
自分の場合、見積書をコピーして、疑問点を直接記入しました。
やらない工事は打ち消し線をしたり、相手に伝わるように書き込み、新しい要望があれば空いている箇所に記入しておき、リクエストが全てわかるようにしました。
これをスキャン(スマホで写真撮影でもOK)して、メールで送っておけば、次の打ち合わせ時に疑問が反映された見積書が用意されていました。
これを何度も繰り返して、納得のいく見積りを完成させました。
こういったメールのやり取りは、時間的ロスも防げます。
タイムコストの削減も、予算削減と同じくらい大事な事だと思いました。
わかったこと
- リノベーションで全てをやろうとしても予算が限られているので、希望通りにならない事もある。
- 見積もりを予算内に抑える為に、生活しながら追加工事できる部分は外してくことがポイント。
- 疑問点はリフォーム会社にどんどん聞く。見積書に書き込んで、質問するとお互いわかりやすい。
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