目次
火災保険の検討
住宅ローンを借りる時は、火災保険に入らないといけません。
私は保険の知識があまりなく、火災保険というものは、賃貸時に必ず入らされるもの、くらいの認識しかありませんでした。
火災保険の相場が全くわかりませんでした。
銀行の火災保険の見積もりをもらった
銀行で住宅ローン審査の内定がもらえた後、火災保険の見積もりが一緒に送られてきました。
担当者の方は、銀行が提案する保険会社で入らなくてもいいので、一応送らせて下さいという感じでした。
都市銀行の火災保険の見積もり金額
私の購入した築35年の中古物件の、都市銀行の火災保険の見積もり内容です。
三井住友海上のGK
35年間 合計保険料 833,910円
あいおいのマイホームぴたっと
35年間 合計保険料 881,100円
火災保険は最初に一括払いします。
この約85万円が初期費用にそのまま乗っかってくるわけで、自分にとっては高い金額でした。
銀行では、団体割引がきいたので、上の見積もりは10%OFFされての金額でした。
水災を減らす
そこで、なんとか火災保険の額を下げられないかと調べたら、水災保障をはずすという手がある事を知りました。
水災で保障されるのは床上浸水か、地盤面より45cmを超えるものが対象とのことです。
区のハザードMAPや、過去の水害被害を調べても、うちは大丈夫そうでした。
購入した場所は川や海からも離れておりますし、玄関は階段になっていて、床が土地より少し高い場所にあるので、要らないと判断しました。
銀行に水災を外して欲しいと確認すると、パッケージ商品なので、外せないとのことでした。
銀行がダメなら、他の会社はどうだろうと思い、まず不動産会社に聞いてみたら、不動産会社でも火災保険を扱っているとのことで、見積もりを出してもらえました。
こちらは、水災を外したパターンでもOKということだったのでありがたかったです。
不動産会社でも、10%OFFの団体割引で、同じく三井住友海上のGKでした。
三井住友海上のGK(水災無し)
35年間 合計保険料 622,640円
水災が無いだけで約20万の差!
水災保証の有無で、約20万の差があることがわかりました。
破損・汚染等
水災ともう一つ検討したのが、「破損・汚染等」です。
保険の保障で55%以上を占めるのが、この破損・汚染等らしいです。
各社のパンフレットを見ると
建物については、「車庫入れに失敗して自宅の壁を壊した場合」などとありますが、自宅は車庫は無いですし、自動車の交通もごく少ないです。
家財については、「誤って自宅の壁などを壊した場合などの、偶然な事故による損害を保障」とありますが、他にどこまでが保障されるのかめちゃくちゃグレーゾーンですよね。。
付けると付けないで、26万円程の差があるので、この分の保障を受けとる事がありそうなのかがポイントになりました。
根拠は乏しかったですが、要らないんじゃないかなと思いました。心配したらきりが無いですし。。
ネットでで比較する
比較が面倒な場合は、比較サイトを使うと楽に見積もりがもらえるようです。
比較すると、平均価格がわかるので安心しますので、銀行から提示された保険だけだと不安だという方はやってみるといいかもしれません。
ほけんの窓口へ行ってみた
私は、火災保険が良くわかっていなかったのと、2社以外の火災保険の見積もりが知りたかったので、前から気になっていた、ほけんの窓口に行ってみました。
自分が入っている保険などを含めて、内容をまとめてもらい、不動産購入のついでに全部の保険を確認したかったというのも理由の一つでした。
ほけんの窓口には初めて伺ったのですが、特に他の保険商品を売りつけられることもなく、丁寧に現状の保障内容について確認してくれました。
知りたい情報も短い時間で全部教えてもらえ、火災保険については、私の家の場合は、水災を外すと平均して61万程度になることがわかりました。
高いと思いましたが、仕方なさそうでした。相場を知ることができて良かったです。
地震保険の改正
ほけんの窓口で、2015年10月以降、火災保険が35年で契約ができなくなると聞きました。
長期で契約したほうが安くなるので、それが出来ないという事は実質の値上げじゃないかということで話題になったそうです。
一方で、35年の期間を一括契約した場合、将来的に、時代遅れの保険になってしまっている可能性もあるとのことで、地震保険と同様に、5年毎に見直すというのも悪くないなとは思いました。が、長期契約の割引は自分にとってはかなり大きい金額なので35年の期間で一括契約をしました。
例えば、私の頂いた三井住友海上の見積もりを見てみると、
10年だと:336,420円
35年だと:833,910円
その差を見ると、長期の割引額が大きいことがわかります。
地震保険の建築年割引
地震保険には、建築年割引(1981年6月1日以降に新築された建物は10%引き)というものがあるらしいです、
私の不動産は、1979年築なので、これも受けられません。
古い建物は本当に割り引かれる要素がないんですね。。
家財保障の金額を減らす
保険屋の友人から聞いたのですが、家財保障の金額を減らすことで、火災保険を安くすることができるとのことです。
つまり、500万で見積もりが出されていましたが、これも減らすことができます。
自宅の家財をみてみて、300万程度で良さそうであれば、家財保障の額を300万に下げてもいいかもしれません。
実際、自宅の家財を新品価格で見積もりをしても500万円に届かない気はします。
でも、私は500万のままにしておきました。なんとなくですが。
あいおいニッセイ同和損害保険
あいおいニッセイ同和損害保険は保障が手厚く、内容を見て最も気に入った保険でした。
銀行からは、独自のパッケージ商品なので水災は外せない、との回答をもらっていました。
が、どうも諦めきれずに、あいおいへWebサイトから問い合わせをしてみました。
翌日には丁寧な返信を頂きました。「一部代理店では例外」が気になります!とにかく水災は外せないんですね。。
いつも大変お世話になっております。
私、あいおいニッセイ同和損害保険の○○と申します。本日は弊社ホームページへご投稿いただきありがとうございます。
ご質問いただいた水災でございますが
通常、戸建ての場合「水災補償なし」はご選択
いただくことが出来ず、○○○○銀行様でのご契約も同様です。
(共同住宅であれば補償なしもお選びいただけます。)
(一部代理店では例外もございます。)団体割引によって外せないという訳ではなく、
○○○○銀行様という団体が上記規定で販売をさせて
いただいているためでございます。誤解をお招きしてしまい大変申し訳ございません。
ご不明な点がございましたらお手数ではございますが、
ご連絡下さいます様お願い致します。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
残念でしたが、あいおいは諦めることにしました。
決めた火災保険は?
三井住友海上のGK 4つの保証プラン
水災と破損・汚染等が外れたプランです。
35年間 合計保険料 622,640円
銀行提案の会社では水災を外せなかったので、不動産会社経由で火災保険に加入しました。
知り合いの保険屋のコメント
坊主頭の保険屋の友人にLINEで相談したらこんな答えがきました。
住宅ローンを組むときに融資する銀行側も火災保険の加入を融資の条件にしてはいる。
ただ、内容については火災・落雷・破裂爆発の項目だけでOKなのね。
それだけ可能性が低いという話。火災の原因第1位は放火だし。
放火は怖い。。
まさに、いざというときの火災保険ですね。
わかったこと
- 中古の古い木造家屋の火災保険は高い。
- 一番いい保険だと80万以上する場合がある。
- 銀行や大きな不動産会社などは、団体割引が効いて、10%OFFになる。
- 地域のハザードマップを見たりして、水災の心配が無ければ、水災を外すことにより、大きく金額を減らすことが可能。
- 火災保険を35年間で申し込めるのは、2015年9月まで。10月以降は、最長が10年間になる。
- 地震保険は国の制度なので、どこの保険会社も金額は一緒。