目次
ハーフユニットバスってなに?
聞きなれない言葉、ハーフユニットバス。
ハーフユニットバスとは、浴槽と洗い場だけがセットになったものです。
ユニットバスのように箱の状態ではないので、壁と天井はありません。
ユニットバスが入らない場所で、ユニットバスのような浴室を作りたい時に施工できるのがハーフユニットバスです。
上の画像のように、壁を好きなデザインに変えたりできます。
ユニットバスが導入できない場所とは?
我が家のお風呂場は、四角ではなく、角が1ヶ所内側に出ている変形型でした。
通常、こういった変形したお風呂場は、在来工法というやり方でしか対応できません。
在来工法とは、お風呂の浴槽をおいて、床や壁を作ってお風呂場を作るというやり方です。
例えば、タイル張りのお風呂などは在来工法となります。
在来工法での問題点
我が家の変形風呂場には、ユニットバスは入らなかったので、在来工法で進めようとしていました。
しかし、バスタブ(浴槽)の種類があまり無いという問題がありました。
脚付きの洋風バスタブなどにすれば解決したのですが、家に合う気がしなかったので、いわゆる普通のバスタブを探していました。
バスタブの正面にはエプロンという名のカバーが付いています。
今回のバスタブを置く場所の高さでは、「一方全」というものを選択しないといけなかったのですが、なかなかなく、「一方半」ばかりでした。
「一方半」とは、バスタブを半分床に埋め込む想定なので、カバーが半分しか必要ないものです。
「一方全」とは、バスタブを床に埋め込まずに、床の高さに設置するので、カバーが上から下まで全部あるものです。
うちのお風呂は埋め込まないので、一方全が必要でしたが、希望のサイズで、一方全の商品は見つけられませんでした。
そこでリフォーム会社から提案されたのが、ハーフユニットバスを使うという方法でした。
壁と天井以外が、すべて一体化しているタイプです。
ハーフユニットのサイズ
最初は浴室自体が狭いので、100cm〜110cmくらいの小さな浴槽になると聞いていました。
しかし、ハーフユニットの一番小さいのは120cmというサイズでした。
そのままではギリギリ入るか入らないかだったので、壁を少し壊して、お風呂場を広げることで解決してもらいました。
ハーフユニットバスは、種類がないのであまり選べなかったですが、在来工法より大きいバスタブにできたので良かったです。
ハーフユニットバスの使い心地
使い勝手は普通のユニットバスと変わりません。
壁を自由に組み合わせることもできます。
ちなみに、私は壁のタイプをよく把握していなかったのですが、完成したものは、3面は若干表面に凹凸があり、1面だけ凹凸がないタイプでした。
意外と気づかない事ですが、壁がでこぼこしていると、吸盤もののツールはくっつきません。
吸盤ものは付け外しができるので何かと便利です。1面くらいは、平らな壁にするといいかなと思いました。
他に気になる点をあげるとすれば、壁とハーフユニットの間にすき間があり、ここから水が外に漏れて、カビや周辺の木材の腐食の原因にならないかなという心配はあります。あえての仕様なのかもしれません。
使い始めてからは、乾燥機能を利用したり、窓を開けたりして、できるだけ乾燥させるように心がけています。
どんなお風呂もそうですが、長く使うものなので、水回りのメンテナンス方法はリフォーム会社に確認しておくと良いと思いました。
見積もり
高いのか安いのかわかりませんが、我が家の見積もりはこんな感じでした。
- 浴室引き戸設置 1式 55,000円
- 壁パネル貼り(東リ) 1式 148,000円
- 浴室シャワー水栓取り付け 1台 30,000円
- ハーフユニット TOTO FRP Bath 1台 127,000円
- その他雑工事及びハーフユニット設置 1式 100,000円
わかったこと
- ハーフユニットを利用したらユニットバスが入らない場所でもユニットバスのようなお風呂場を作ることが可能。
- ハーフユニットはデザインが少なく、希望のバスタブは選びにくい。
- 壁は選べるので、特に洗い場付近は、吸盤が付くタイプがおすすめ。