目次
長崎のアンテナショップのカステラコーナー
ふらりと訪れた日本橋にある長崎のアンテナショップ。
長崎の名産品が集まったこちらのお店には、ひときわ目をひく名物のカステラのコーナーがありました。
そこで見つけたのが、この立派な底ざらめのカステラ。
前々から、底にザラメがあるカステラが好きで、よく探していました。
ざらめがなくても美味しいカステラですが、たくさん種類がある中でどのような違いがあるのか、興味が湧いたので、6種類買って比べてみました。
これまで同じように見えていたのですが、食べ比べてみると違いを感じます。
味や食感もとても大事ですが、「底にザラメが残っているか」「カットされているか」「カットは何切れか」「贈り物に最適か」など、他に気になるポイントもあると思います。
この記事では、開けた中がどうなっているかを撮影してみました。お気に入りを選ぶ際の参考になるかもしれません。
ちなみにですが、ザラメを最初に入れていても、時間が経つと溶け出してしまったりするそうなので、このブログ記事はあくまで参考としていただけるとさいわいです。
購入したカステラはすべて美味しかったです。
東京の日本橋にある長崎アンテナショップへ
こちらが長崎アンテナショップです。
カステラ以外にも、ちゃんぽん、トルコライス、波佐見焼、五島うどん、佐世保バーガーなどなど、名産品がたくさん揃っています。
美味しそうなものがたくさんあり、つい買いすぎてしまいそうです。
充実したカステラコーナー
今回のお目当て、カステラコーナーは、入ってすぐの目立つ位置にありました。(2020年3月の時点)
お買い得カステラがあったり
取り分けやすいカステラがあったり
焼くのが難しい五三焼きカステラがあったり
異人堂さんのカステラがあったり
フルーツ味のカステラがあったり
はちみつのカステラがあったり
和三盆のカステラがあったり
諫早で一番古いお菓子屋さん、森長さんのカステラがあったり
そして、カステラサイダーもあります。
さらには、カステラのプリンがあったりと、
バラエティ豊かなカステラコーナーで、眺めているだけでも飽きません。
このたくさんの種類の中から、悩みに悩んで、6種類プラス、番外編の商品を購入してみました。
次のページからは、一つずつ、カステラの底を写真でご紹介します!
その1. 須崎屋 和三盆糖 長崎五三焼きかすてら 形おとし
須崎屋「五三焼 形おとしカステラ」は、お買い得品のコーナーから。
形おとしと言っても、商品版と比べてなんの遜色もなく、美味しい味は変わりません。
窓から覗ける底ザラメ。画像が悪いので恐縮ですが、実際はとてもはっきり確認できます。
慶應三年創業の須崎屋の職人さんが、丁寧に焼き上げた五三焼です。
原材料には、和三盆の文字。もち米も使用されているのですね。
この底ザラメは圧巻です。
底紙から覗けるザラメにテンションが上がります。
簡易包装で、カットされているのでお手軽お気軽に食べられます。
お気軽に食べれる分、一部表面がくっついてしまっていますが、味に問題はございません。
正面からのアングル。しっとり焼き上がっていて、とても美味しそう!
横から見たところ。
須崎屋さんの長崎五三焼きかすてらは、ふんわりとしていて、見ればわかりますが底ザラメの量がすごく多い!
個人的感想なのですが、中華風蒸しパン「マーラーカオ」に食感が少し似ていると思いました。
価格がとにかく安く、お得感が満載。
3時のおやつに、みんなでワイワイと食べるならこちらをおすすめしたいです。
その2. 須崎屋 特選和三盆糖 長崎五三焼きかすてら 化粧箱 0.5号
須崎屋 特選和三盆糖 長崎五三焼きかすてら 化粧箱です。
原材料の表記です。
中身はこのようになっています。硬めの厚紙(和紙のような素材)の箱で、素敵なパッケージです。
6切れ入です。
側面を御覧ください。パッケージの痕がついてしまうくらい柔らかいです。
正面から見たところ。
底部のザラメは、横から見てもわかるほど。
ザラメは、形おとしと変わらず存在感があります。
五三焼の由来が記載されていました。
焼くのが難しいのですね。
化粧箱入のこちらのカステラも、味は形おとしと変わらず美味しく、パクパクいけました。
贈り物やお土産にお渡ししたい時は、化粧箱がしっかりしていて「プレゼント感」があるので、こちらの商品がおすすめ。
ザラメ好きにも、そうでない人にもこの底ザラメは初めて見る人にはインパクトがあると思います。
その3. 異人堂 特製五三焼かすてら
異人堂 特製五三焼。木の箱に入っていて、贈答用にもちょうどいいと思いました。
開けたところ。
原材料はこちら。
5個にカットされているので、取り分けやすいです。
サイドから見ても、底のザラメがはっきりわかります。
しっとり焼き上がった正面のアングル。
よこから見たところ。
底部に、しっとり感を感じます。
底のざらめがたまりません。
ざらめがしっかりと主張しております。
異人堂さんの特製五三焼かすてらは、しっとりとして美味しく、生地がきめ細やか。
味が濃い気がしました。ザラメのバランスが良く、上品な甘さが口に広がる一品でした。
木製の箱に入っているので、贈り物感がしっかりとあります。
いただいたら、気分が上がる一品だと思います。
その4. 長崎和泉屋 五三焼カステラ蜂蜜 0.6号 6切入
長崎和泉屋 五三焼カステラ蜂蜜。黒のパッケージがおしゃれです。
原材料の表記です。
五三焼の由来が書かれたパッケージ。
6つにカットされていて、取り分けやすいです。
正面から見たところ。
横から見たところ。
底部分にザラメを感じます。
無作為に敷かれたザラメがいい感じです。
日が経つと、溶け出すそうで、なるべく早く食べるのがおすすめとのこと。
長崎和泉屋さんの五三焼カステラ蜂蜜は、その名の通り、蜂蜜を感じる一品でした。
ザラメが程よく、卵の存在を感じました。
きめ細やかな生地は、甘さがくどくなく、しっとりとしていていくらでも食べられそうでした。
黒い箱がおしゃれで、贈り物にもお土産にもマッチしている商品だと思いました。
その5. 杉谷本舗 長崎カステラ紀行蜂蜜風味5カット
創業文化8年の杉谷本舗の長崎カステラ紀行蜂蜜風味です。
パッケージが変わったと思われます。(ブログ内の画像は2020年3月時点のものです)
原材料の表記です。
蜂蜜たっぷりな様子がイメージできます。
しっかり包装されています。5つにカットされています。
正面から見たところ。
横から見たところ。
底部のしっとり感がたまりません。
底部のザラメの様子。
杉谷本舗さんの長崎カステラ紀行蜂蜜風味は、しっとりしていてほのかに感じる蜂蜜がポイント。
しっとりとしていて、程よい甘さが口に広がる一品でした。
購入したのは2020年3月頃ですが、その後、パッケージのデザインは変更されているようです。
その6. 菓秀苑 森長 長崎カステラ(ハニー)
創業1793年、菓秀苑 森長の長崎カステラ(ハニー)です。
細長い1本サイズの仕様で、お好みの分量を自分でカットできます。
原材料の表記です。
紙の包装を取ると、紙の箱のパッケージです。
ビニールでしっかり包まれています。
横から見たところ。
底部の染み込んだあたりがとても美味しそう。
カットしてみました。
底面もしっとりと美味しかったです。
菓秀苑 森長さんの長崎カステラ(ハニー)は、はちみつを感じるしっとりとした一品。
画像を見てもわかりますが、底から生地に染み込むこの感じがたまりません。
他と違うのは、カットされていないので自分のお好みの量で取り分けることができる点です。
恵方巻のように食べることもできます。
番外編
カステラぷりん
数あるカステラコーナーで目を引いたのが、この「カステラぷりん」。
メディアで取り上げられた事もあり、福山雅治さん効果もあって、大人気なのだそう。
画像を見返して気づいたのですが、店内に福山さんのポスターも貼られておりました。
というわけで買ってみたカステラぷりん。
5年連続モンドセレクション金賞受賞の商品です。
2個入りの中身はこのような感じです。
ザラメをかけてみたところ。これがあってのカステラぷりん、という感じがしました。
味は、もちろんカステラの味で、美味しかったです。
カスドース
長崎県平戸市の郷土菓子です。個人的に大好きな商品なので、ご紹介します。
以前、長崎を訪れた際にはまり、以来見かけると必ず買うようになりました。
カスドースは、カステラを卵黄でからめて糖蜜で揚げたポルトガル伝来の銘菓です。
卵黄の風味をふんだんに感じることができる、カステラのフレンチトーストのようなスイーツです。
アンテナショップを訪れた際、カスドースが陳列されていました。
黒と黄色が基調の、カスドースのパッケージ。
原材料の表記です。
開けると、個包装になっています。
皇室にも献上されていた由緒あるお菓子です。
卵黄をたっぷりと使った、この黄色み濃いふわふわなお菓子は、クセになります。
かすていらサイダー
あまり見かけたことがないので買ってみたご当地「かすていらサイダー」。
飲んでみると、確かに鼻に抜ける感じがカステラです!
カステラをサイダーで表現できていることに、びっくりの一品でした。
パッケージ。かすていら。
350mlのビールと比べるとこのサイズ。割と小さめです。
原材料。
こちらの説明にあるように、カステラは、長崎で独自の進化を遂げているんですね。
今では長崎だけではなく、多くのカステラが世の中で手になるようになりました。
これからも、美味しいカステラを見つけたら、記事でご紹介できればと思います。