20種のスパイスを使ったカレー粉
好きなカレー屋を見つけるんじゃなくて、好きなカレーを作りたい。
そんな気持ちから、自宅でやってみた、スパイスの調合からカレー粉を作る様子を記事にしました。
カレー粉ってそもそも何?
まずは、カレー粉ってそもそもなんだってところからチェックしました。
で、その「混合スパイス」を「C&Bカレーパウダー」と名付けて販売したら、売れちゃって、その後日本に伝わり、カレーの粉だから、カレー粉ってなったようですね。
ざっくり言うと、カレー粉は、自分の好きなように複数のスパイスを焙煎し、粉末にし、混合して作られた粉のことです。
出典:wikipedia、ヲ的等弐伊訳氏、他
カレー粉って自分で調合して作れそうですね。
さっそく作ってみる
料理の手順
- スパイスを自分の好みで量る
- カルダモンの種を取り出したり、シナモンとスターアニスを小さくちぎっておいたり準備をする
- フライパンで、原型スパイスを炒める
- パウダー系スパイスを入れ、さらに炒める
- それを、ミキサーで砕く!
- 自家製カレー粉の完成!
やるなら圧倒的がいいので、今回は、20種類の調合をします。
20種類のカレー粉は、なかなか調べても無いとおもいますよ!
これが今回使う材料の一覧です。
パウダー系スパイス(大さじ7(ジャム瓶1個分))
- ターメリックパウダー 大さじ1
- カイエンペッパー 小さじ1
- ジンジャーパウダー 小さじ1
- パプリカパウダー 小さじ1/2
原型スパイス(大さじ7(ジャム瓶1個分))
- コリアンダーシード 大さじ4
- クミン 小さじ2
- 乾燥カレーリーフ 大さじ1
- ブラックペッパー 小さじ1
- フェネグリーク 小さじ1
- フェンネル 小さじ1
- アジョワン 小さじ1
- メース 1個分
- クローブ 5粒
- カルダモン 5粒
- スターアニス 1個
- シナモン 1/2本
- ブラウンマスタードシード 小さじ1
- ディル 小さじ1/2
- タイム 小さじ1/2
- セージ 小さじ1/2
料理開始
アジョワン、スターアニス、メース、パプリカパウダーは、苦味が出やすいので、入れすぎに注意です。
スパイスは、パウダー系と原型の2種類で分けて用意するのいいと思います。
最初は原型を炒めて、あとからパウダー系を炒めるのです。
そういうわけで、2種類を分けておきましょう。
ほんと不思議です。
で、これを混ぜる前にいくつか準備が必要です。
スパイスを温める前の準備
カルダモンで使うのは種だけです。とってみてください。
カレー粉を細かいパウダー状にしたい方は、なるべく細かくしておいたほうがいいですからね。
スパイスに火を入れます
最初に、コリアンダーシードなどの、硬めの原型のスパイスから温めていきます。
フライパンを中火にかけて、温めておきます。油は入れません。
フライパンから、白い煙があがるとか、そういうヤバい状態までは温めないでね。
まずは、原型スパイスを投入します。
ミキサーにかける
こうして、すりつぶして混ぜてみると、カレーの香りがする!
そこがスパイスの不思議なところなんです。
実は、ターメリックパウダー、チリペッパー、クミン、コリアンダーがあれば、基本のカレー粉はできるんです。
実際、数種類で作ってる人もネットを見ると沢山いて、コリアンダーさえ、入れないという人もいたくらいです。
これは、20種類のスパイスが混ざった複雑な香りがしますよね。
コレが正解っていうのはないから、これからも自分ブレンドを探していこうと思っています。
スパイスの時間経過による香りの比較
実際のところどうなのか、比べてみました。
ちょうど、3年前に買ったスパイスが出てきたので、新旧比較。
香りを嗅いでみると、やっぱり違いますね。右が香りが弱いのに比べて、左の香りは新鮮で強いです。
右の方が大きいですね。香りは、強くスパイシーな感じがします。
左は、それよりマイルドかな。
混ぜあわせて、それぞれの特徴を掴んで、いい風味になってくれる配合を見つけたいですね!
出来上がったカレー粉は、しっかり冷凍庫で保管します。
今回作った量は、大さじ7(ジャム瓶1個分)です。
作ってみての感想
カレー粉を調合するにあたり、スパイスの勉強をしました。
スパイスは奥が深い。。
チリ(トウガラシ)だけでも、本を見ると、こんなに種類があります。
どのスパイスが、どんな味で、どんな料理に使われているのか、少し知ることができると、味の想像がしやすくなります。
あと、スパイスは体に良さそう。そんな気持ちになるスパイスの勉強でした。
そんなわけで、こだわって作ってみた、我が家のカレー粉。
次回はこのカレー粉を使ったドライカレーを作ってみようと思います。