1. 久しぶりに食べたい!カヌレ・ド・ボルドーの作り方

投稿日:2013年5月27日

関連リンク

数年前はよく見かけた、カヌレ・ド・ボルドー。すごく好きなフランスの伝統菓子です。
最近めっきり食べられるお店が少なくなったというか、無くなったように思います。

無いものは作る!という精神が身に付いてきた今日このごろ。様々なカヌレのレシピを混ぜこぜにして作ってみました。
th_71_DSC00331
完成した写真。いい色に焼けました!
というわけで、作ってみた様子をリポートしてみたいと思います。

目次

カヌレの材料

カヌレ材料

  • 薄力粉 90g
  • コーンスターチ 30g
  • グラニュー糖 220g
  • 全卵 1.5個
  • 卵黄 1個
  • ハチミツ 15g
  • メープルシロップ 15g
  • 無塩バター 25g
  • 牛乳 500ml
  • 生クリーム100ml
  • バニラビーンズ 0.5本
  • ラム酒 大さじ 20g
  • 蜜蝋(みつろう) 20g

型を用意

合羽橋(かっぱばし)で買ってきました。
カヌレの型
銅製が欲しかったのですが、今回はテフロン加工の型を利用しました。

カヌレの生地を作る

薄力粉とコーンスターチをふるっておく

薄力粉 90g、コーンスターチ 30g
ふるいは後ほど利用するので、粉をしっかり払っておくのがポイント。
th_03_DSC00090
th_04_DSC00092
th_05_DSC00099
ふるってさらっさらの状態。
th_06_DSC00104

甘い卵を作る

すぐにかき混ぜるのがポイント。重たいのですが。
グラニュー糖 220g、全卵 1.5個、卵黄 1個、ハチミツ 15g、メープルシロップ 15g を混ぜます。
th_07_DSC00106
th_08_DSC00107
th_09_DSC00109
th_10_DSC00113
th_11_DSC00114
th_12_DSC00118
th_13_DSC00121

無塩バターを25gレンジで溶かします。

30秒から40秒程度。様子を見ながらレンジで溶かします。
th_14_DSC00122

牛乳と生クリームを混ぜて、バニラビーンズを入れて用意しておきます。

th_15_DSC00123
バニラビーンズは1本の半分。
th_21_DSC00137

先ほど用意した粉の中に、かき混ぜた卵を少しずついれます。

th_16_DSC00127

ゆっくりかきまぜます。

th_17_DSC00131

溶かしバターを加えます。

バターも混ぜ込みます。
th_18_DSC00132
th_19_DSC00135

牛乳と生クリームとバニラビーンズは、60度に温めて加えます。

60度は絶対です。いろんなサイトでもこれが重要と書いてあります。
温度計で58度になったら、火を止めて、温度計を取り除き、混ぜ入れるとちょうどいいくらいですね。
th_22_DSC00140

ゆっくりしっかりまぜます。

ゆっくりとしっかりと。
th_23_DSC00141
th_24_DSC00148

ラム酒を加えます。

ラム酒は20g (自宅にあったラムダークを使用)
th_25_DSC00153

冷蔵庫で12時間以上休ませます。

最後に、アミでこして、
th_27_DSC00157
ラップをして、冷蔵庫で12時間以上置いておきます。
th_28_DSC00160
バニラビーンズは入れたままで大丈夫です。

カヌレを焼きます!(蜜蝋編)

型を用意します。

th_29_DSC00162

蜜蝋(みつろう)を用意します。

th_30_DSC00165
湯煎して溶かします。
th_31_DSC00167
th_33_DSC00169
どんどん溶かします。意外と時間がかかりました。
th_34_DSC00170
th_35_DSC00171
溶けた状態の蜜蝋(みつろう)
th_36_DSC00175

型をオーブンで温めておきます。

温めないと蜜蝋が固まって、厚くなってしまいます。
th_32_DSC00168

蜜蝋は鍋で溶かして、型にいっぱいになるよう流し込みます。

th_37_DSC00178
蜜蝋が少なすぎて、全体に回らない。。
th_38_DSC00181

流し込んだらすぐに戻します

手でくるくるしたが。厚く塗りすぎてしまった。。
th_39_DSC00183

逆さまにしておいておくと蜜蝋の膜がきれいに張ります。

冷めたら固まってしまいます!が、この作業は、蜜蝋と温めておいた型の熱さにより、素手では無理です。
なので、ミトンをはめて作業したのですが、すべってやりづらく、もたもたしていたら、最後の型を塗る時には、若干蜜蝋が固まってしまっていました。蜜蝋を使うのであれば、熱さに強い手袋的なものが必要だと思います。
th_40_DSC00184

カヌレの生地を型の上から1cmくらいのところまで流し込みます。

th_47_DSC00199
後ほどの試行錯誤で、実際は0.4cmくらいの所まで入れるのがベストだとわかりました。
th_48_DSC00201

オーブンは230度〜240度に温めたオーブンに手早く入れます。

th_49_DSC00202

230度〜240度のオーブンで30分焼きます。

th_50_DSC00215
じわじわ焼けているのがわかります。
th_51_DSC00222

オーブンの温度を190度に下げて、さらに40分焼きます。

th_52_DSC00245
th_53_DSC00233

ひとつ取り出して焼き色を確認

th_54_DSC00235
いい感じ!
th_55_DSC00239

真ん中を切ってみる

むむむ?
th_56_DSC00255
これは。。。
th_57_DSC00259
ぐちゃっとしてます。失敗です。焼きが足り無い様子。
th_58_DSC00260

20分追加で焼いてみた

しばらく置いて冷ましてからとってみると。。
おい、みつろう!!!
th_59_DSC00264
固い!!
th_60_DSC00282
中に気泡がなくて、普通にカスタードだ。。
蜜蝋部分は取り除いて。
th_61_DSC00287
ということで初日の焼きは失敗におわりました。
ちなみに、中身のカスタードは非常に美味しかったです。

蜜蝋(みつろう)は洗うのが大変

ロウソクのロウを想像すればわかると思いますが、みつろうを落とすのは非常に大変です。
今回は甘い考えでみつろうを使い、色んなところにくっつけてしまった為、掃除が本当に大変でした。
しばらくしてもバットからは全部落としきれていません。お湯で溶かす!という方法もありましたが、あつくて触れず、冷めてしまうと固まってしまう、という蜜蝋スパイラルにはまってしまいました。
th_42_DSC00188
蜜蝋(みつろう)は味も無いし、型から外しやすくするには、バターでも十分代用はききます。
なので、初回にみつろうを使いましたが、2回目は無塩バターを型に塗ってカヌレを作りました。
現地では、みつろうを使うのが本流だそうですが、難しかったので、今後は代わりに無塩バターを利用しようと思います。

カヌレを焼きます!(無塩バター編)

リベンジとばかりに、今度は無縁バターで挑戦します。

バターを溶かしてべたべた塗ります。

th_62_DSC00303
しっかりべったりと。
th_63_DSC00304
塗り終わり。
th_64_DSC00308

0.4cm手前まで生地を入れます

th_65_DSC00313

6個のつもりが5個で丁度でした。

th_66_DSC00312

230度〜240度に温めたオーブンで20分焼きます。

th_67_DSC00317

その後180度に温度を下げて、60分焼きます。

今回は固くならないように、低温でじっくり焼いてみます。
th_68_DSC00319

途中焼き色をチェックしてみました。

th_69_DSC00325

180度で60分経ったらきれいな焼き色です。

th_70_DSC00329

奇麗な仕上がりです。

th_71_DSC00331

カヌレドボルドーの完成!

th_73_DSC00339
th_74_DSC00347
th_75_DSC00349

ちなみに、あっつい状態で切ってみると、

th_71_DSC00335

少しぐちゃっとしていました。

でも、中のカスタードはおいしかったです!
th_72_DSC00336

しっかり冷ましてから切ってみると、

中が少しカスタードすぎました。粉が足りなかったように思います。
もしくはグラニュー糖が多かったのか。程よい分量を、今回のレシピを参考に見つけていきたいと思います。
th_76_DSC00352
食感は期待した通りとはいきませんでしたが、味は美味しかったです!

おわりに

今回は、材料の配分がまずかったのか、それとも牛乳を混ぜる温度が60度ではなかったのか、生地がうまく作れていなかったようです。
焼き加減や牛乳の混ぜ具合なども難しいですね。

カヌレは、卵黄、砂糖、牛乳、薄力粉、バニラビーンズ、ラム酒、バターを混ぜて焼くだけでもカヌレができるようです。
簡単な材料でも一度作ってみようと思いました。

今回は、複数のレシピを混ぜながら、オリジナルの材料で作ってみましたが、お菓子は量を少し変えたり間違えたりするだけでも失敗してしまうのですね。今後はお菓子のオリジナルレシピを作ろうなんて無謀なことはやめます。

というわけにもいきません。

今後も、オリジナルにうまいレシピを探求していきたいと思っています!
大好きなカヌレの味は覚えているので、今回は上手にできなかった部分を挽回して作ってみようと思いますので、またリポートします。

やはり、なんといっても料理は想像力ですね。料理は楽しいです。
そして、カヌレは、お土産でも喜ばれるお菓子なので、作れてうれしかったです。
また挑戦したいと思っています!
[amazonjs asin=”B003CEKSG2″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”霜鳥製作所 ブラックフィギュア カヌレ焼型 D-076″]

  1. 男の私が東京ガスキッチンランドで料理を学んできたのでご報告

投稿日:2013年5月20日

関連リンク

3ヶ月くらい前の話になりますが、東京ガスが主催しております、料理教室へ参加してきました。
th_2013-02-10 12.16.07
当日の様子は撮影禁止だったので、写真で詳しくご紹介できないので、文章でお伝えしたいと思います。

ちなみに、参加した私の当時の情報ですが、

オーブンレンジを購入して、さて、これから料理をがんばるぞ!という中、料理熱をあげるきっかけになればいいなという気持ちで参加しました。
これから3ヶ月の間で、そば打ち、ローストチキン、ラーメンのスープ作りと自家製麺が作れるようになりました。

そんなこんなで、急成長のスタートはこの料理教室でした。

世の中には料理教室がたくさんありますが、私は料理教室をよく知りません。
検索結果の上位にあった、東京ガスのガスキッチンが、料金が安くて、近所にあったのでそこへ参加してみることにしました。

ガスキッチンの検索

まず、東京ガスの料理教室サイトで、行きたいガスキッチンを選択します。
東京ガスのサイト

参加するコースを選択

結構人気があるので、最低1ヶ月前には参加申し込みをしておかないと参加できないコースもあります。

今回は初めてなので、1回で完結するイタリアン料理に参加してみることにしました

抽選結果のメールに「参加確定」の登録をする

締切日後から10日以内に抽選をおこない、抽選結果のメールが届きます。
キッチンランド当選
開催近くになっても「参加確定」をしていないと、「参加確定」を促すメールがきます。
7日前を過ぎると自動的に「キャンセル」となるので注意してください。
キッチンランド参加

当日

メールに書いてあった持ち物を持参します。

持ち物
  • 受講料
  • エプロン
  • 筆記用具
  • ハンドタオル

エプロンはもっていなかったので、IKEAに寄ったときに買っておきました。
エプロン

参会者について

参加した女性は30代から40代の主婦が多かったように思います。

全体で15名くらいだったと思いますが、その中で男性は3名。
男性は、他の、某クッキングスタジオへも行ったことのある男性と、若い好青年(いいところに勤めてそう)と私の3名でした。
3名とも料理に興味があったり、趣味にしたい想いが強いように感じました。

私は男性3名のグループにまとめられました。
他の女性のグループは4名のグループ3つになっていたかと思います。

料理教室開始

入り口で受講料を支払い、荷物をロッカーにいれ、スリッパに履き替え、キッチンの前で始まるまで待機します。
パンフレットと今日作る料理手順の書かれたパンフレットを渡されるので、それを見ながら待ちます。
パンフレット

料理の見本を見せてくれる

まずは、前のキッチンで先生が見本を見せてくれます。
その前に椅子が並べてあって、そこに座りながら、メモを取りながら見ているという感じです。

先生は全部で3名だったと思います。
ぴぴっとコンロを上手に利用し、手早く料理を仕上げていきます。

工程を忘れずにメモメモ。
ここで忘れると、周りに迷惑がかかる!って思ったのもありますが、
一番大きかったのは、はじめましての人たちの中で、つかえねーやつだなっ!って思われるのが怖かったからメモをとりまくりました。ひどい思い込みでしたね。
実際は、先生がテーブルを回って、進め方を指示してくれるので、気にしないで大丈夫です。

自分たちで料理を進める

グループで料理を進めます。
私は男性3名のグループだったので、手分けして料理を進めました。
とんがった人はいなかったので、社会人の休日ということで、仲良く分担して料理を進めます。

使った調理器具の洗い物もしながら進めます。
ここでピピっとコンロの温度設定機能とかタイマー機能とか使います。最上級コンロは素敵でした。

盛り付け

作った料理は、盛り付けもしっかりと!と教わりました。
出来た順に盛りつけて、食べるテーブルに運んでいきます。

完成した料理

最後の料理だけ撮影が許可されておりました。

ソーセージのポリート・ミスト

カブが好きになりました。土鍋の良さも教わりました。
th_2013-02-10 12.14.54

イタリアンチキン

バルサミコソースをかけてます。
鶏肉の皮の裏の黄色い部分は臭みの原因だと教わったのは、いつもの料理にとても役に立ってます。
th_2013-02-10 12.14.57

りんごのデザート – アイス添え

ガスコンロでとても簡単につくれました。
th_2013-02-10 12.30.37

全体像

奥には、作ったスティックガーリックトーストもあります。
当日はチーム「2」でした。
th_2013-02-10 12.14.38

片付け

食べ終わったお皿とかは、洗います。
洗う人、拭く人、片付ける人と、自然に分担できました。

これで料理教室の終了です。
終わったら、さくっと帰ります。

参加してみて

今回は1回きりのコースでしたが、3回セットのコースもあり、3回セットには男性だけのコースもあります。
男性だけのコースでは、50代から60代が多いらしいです。

男性の場合は、仕事に余裕がでたり、退職したあとの趣味に参加される人が多いのだとか。
先生は、もっと男性も積極的に参加すると嬉しいみたいなことをおっしゃっていました。

ちなみに、独身の男性は出会い目的で参加したいという人いるかもしれませんが、そんな空気ではありません。
普通に料理を作って、料理のことを先生に質問して、片付けして、ピピっとコンロいいなーっていう時間を過ごすといった感じです。

ネットワークビジネスも禁止ですし、どこかお互いのプライベートに干渉しない雰囲気がありました。それがとてもよかったです!

あと、東京ガスのガスコンロとかを買ってくださいといったような話も一切なかったような気がします。
参加者は割引価格ですよーと言っていた程度。
個人的には、ピピっとコンロがすごく良くて、お金さえあれば、あと広いキッチンさえあれば、すぐに購入してましたけどね!

おわりに

この記事を書きながら見つけたのが、クックステップ
クックステップ
CookPadも料理教室の検索サイト作ってたんですね!

濃紺ピッチャーは、休日が料理で楽しくなればそれでいいという考え方なので、包丁の使い方とか、野菜の炒め方など、すべて自己流です。経験は少ないですが、やりながら覚えている感じです。

このような料理教室は、そんな自己流の私には、なるほど!と感じれる部分が多いです。
時間も2時間30分と短いので、午前中遊びに行く間隔で、また参加したいと思います。
[amazonjs asin=”4405091528″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”イチバン親切なイタリア料理の教科書―豊富な手順写真で失敗ナシ!”]