目次
理想と現実に思うこと
住宅ローン審査に通過するまでは、万が一落ちたらリフォームも無かったことになるので身が入りませんでした。
自分の場合は、ローンの本審査通過した後から、本格的にリフォーム内容を考え始めました。
古い家を自分好みに作り直すことが、中古リノベで最も盛り上がるところだと思います。
これからの生活を決める大切なリフォームですが、この段取りは一番楽しく、そして苦労する部分でもありました。
終わった今、冷静に考えてみると、私が苦労した原因は2点ありました。
タイトルをつけるならば、「予算と理想と現実」と「リフォーム会社と信用」です。
予算と理想と現実
1つ目に辛かったことは、予算が少ないのに理想が高かったことです。
せっかく家を購入するのだから、今回のリフォームは新築に近いようなイメージで、新しい設備で綺麗な家を作るんだ!と考えていました。
しかし打ち合わせをして、見積もり金額があっさり予算オーバーになり、現実は厳しいことがわかりました。
そこから、予算内に収まるように調整したのですが、もともと低価格で作成してもらった見積書からは、なかなか調整できるところが見つかりませんでした。
そこで、「リフォームは1回で全て終わらせようとしない」という考え方に変えました。
全てを1回のリフォームで済ませようとすると、予算が足りずに辛くなる事が目に見えていたからです。
住みながら少しずつ仕上げていくという考え方にシフトして、だいぶ気分的に楽になりました。
その結果、無事に予算内に見積もりをまとめることができました。
リフォーム会社と信用
2つ目は、リフォーム会社を最初からは信用できていなかったことです。
まず、リフォーム会社が多すぎて、どこが信用できる会社かわかりませんでした。
リクルートが運営している、地域の工務店を探せる「ホームプロ」など、最近はWebのサービスも増えてきたので、探しやすくはなっているかと思いますが、そもそも、リフォーム業界に関する知識もないので、何を見て比較すればいいのか全くわかりませんでした。
それでも、自分の意思で選択しないといけない訳ですが、選んだリフォーム会社が正しい選択だったかは、たぶん3度くらいリフォームを経験してはじめて、わかるようなことだと思いました。
少しでも気になる箇所があると、リフォーム会社の選定を間違えたのではないか?と思ったりしました。
一般のサラリーマンの年収を上回る金額をリフォームに使うので、慎重にもなりました。それでも信用して動かないと前に進めなかったので、とてもジレンマを感じました。
不安を消す努力をしてくれる会社を選ぶ
こちらの不安を無くす努力をしてくれる会社はとても良い会社だと思います。
リフォーム会社を選ぶ一つのポイントとして、説明が上手か、こちらの相談に耳を傾けてくれるかという点は重要だと思いました。
自分でカバーできるところはやる
打ち合わせを繰り返す中で、リフォーム会社の得意な部分と不得意な部分が見えてきました。不得意な部分を自分でカバーするように進めていく努力をすると、不安は少し解消されました。
素人のデザインとプロの仕事
信用の話で、もうひとつ感じたことを書いておきます。
なんということでしょう!というようなTVでやりそうなリノベーションを行うには、お金が必要です。
予算があれば、名のある建築家に依頼して、テレビや雑誌でやっているような、かっこいいリノベーションをすることも可能です。
しかし、多くの人は、限られた予算の中で自分たちで考え、リフォーム会社と共に、試行錯誤して決めていくのではないでしょうか?
我が家は、設備のランクを落としたり、工事しない箇所を決めたり、最初のイメージから間取りを変更したりで料金を下げる試行錯誤をしました。色々考えました。本当に大変でした。
リフォームでは、短期間のうちに、私のようなリフォームの素人が多くの判断を下す必要があります。
本やネットなどから情報を探し、知識不足をカバーしながら、自分でそれを判断しなければいけません。
素人の自分の判断で進めるのです。それで本当に大丈夫なのでしょうか?
私が仕事をしているウェブの業界だと、素人がやるデザインは、残念な形になる事が多いです。
お金がないからといって、素人の知識で作って、効果が出ずに無駄になることも多いです。
失敗してから、結局プロに依頼して作り直すという流れになり、コストが余計にかかることもあります。
そして、最初からプロに頼んでおけば良かったなーと思うわけです。
まさに、私はそれをやろうとしているのかな?と思う事が多々ありました。
取り付ける設備を、趣味感覚やコストで選んで失敗しないだろうか?と思う時もありました。
しかし、せっかく購入した家なので、自分の好みも入れたかったし、リフォーム会社に丸投げしたくはありませんでした。
とごちゃごちゃ考えたりしましたが、わからない部分は、リフォーム会社にアドバイスをもらい、それを信頼して従うことにしました。
多少見積が高いと感じても、必要以上に疑うのではなく、任せるという考え方にしました。
疑い深い私が、前に進む方法は、相手を信用することでした。
最終的には、リフォーム会社を信頼することで、相手も私の信用に応えてくれ、良好な関係が築けたと思います。
わかったこと
- リフォームは住みながら完成させるくらいの気持ちで取り組む。
- 素人にもわかりやすいように努力して説明してくれそうな会社を選ぶこと。
- 話を聞くのが上手そうな会社を選ぶこと。
- プロを信用するとうまくいきやすい。