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手付金とは?
ローンの仮審査が通ったら、次は、売主と日程を合わせて、重要事項説明と契約の手続きです。
この契約のタイミングで、売主に手付金を支払います。
手付金は、価格の10%が相場のようですが、私は10%ではなく100万円にしました。
このお金は、契約後に私の方から「買うのを辞めます」と言っても戻ってきません。
逆に売主都合で「売るのを辞めます」というと、倍になって返却されます。
この手付金は、多く払っておくメリットとして、売主が他の人へ売るのを防止する役割りになったりします。
また、手付金分をローンに組み込むということも可能です。
例えば、3000万の家を購入するとして、ローンをフルローンで3000万組むとして、300万の手付金を支払ったとします。
すると、残代金は2700万になるので、手元に300万が残り、そこから不動産会社への手数料などを払うことも可能になるということです。
手付金は現金で支払う必要があって、当日は100万円の現金を不動産会社にを持参しました。
振込みだったら安心だったのですが、持参してくださいとのことでした。
重要事項説明書をもらっておく
重要事項説明書は、数日前に送ってもらい、しっかり読み込んで、質問をまとめておくと良いです。
私の場合、よく理解しておらず、そんな時間を設けること無く、不動産会社に言われるがままに、申込日からそれほど日にちを挟まずに契約の日を設定してしまいました。
この重要な契約について、何もわからない状態だったので、当日はかなり不安でした。
不動産会社が契約を急ぐのは、効率よく手数料を得ることと、売主を安心させたいという気持ちからだと思います。
買い手に急ぐ必要がなければ、重要事項説明書は必ず先に送ってもらうことをオススメします。
不動産会社がどうしても急ぐ場合は、急ぐ理由を聞いてみるのもいいかもしれません。
出来るなら第三者にも確認してもらい、気になる点は、細かいことでも先に聞いておくと良いと思います。
当日に疑問に思っても、当日は余裕があまりないので、そこからの修正は、面倒くさいを理由に見逃しやすい気がします。
重要事項説明書のポイント
当日確認した、重要事項説明書には、「対象物件に関する事項」と「取引条件に関する事項」が書いてあります。
担当者を信頼しているとはいえ、家を買う契約です。
全ては自分の責任で、しっかりと理解する必要があります。
ネットで調べると、重要事項説明のポイントが掲載されていたので、確認事項をしっかり頭に入れて臨みました。
例えば、「融資利用の特約による解除期限」。この、ローンの本審査で落ちたら契約は無効になり、契約時に支払う「手付金」も全て返金されるという特約は重要だったりします。
今回の対象不動産は、売主が個人ではなく、宅建業者だったので、瑕疵担保責任が2年つきました。
これが個人の不動産だと、3ヶ月とか、場合によっては「無し」になる場合もあるそうです。
瑕疵は、「かし」と読みます。
瑕疵担保責任とは、万が一、水漏れなど、購入時に見えなかった部分で、本来あるべき機能・品質・性能・状態が備わっていない場合に、責任をもって、修理をしてくれる保証のことです。
当日、重要事項説明を聞く
重要事項説明は、全部で2時間以上かかりました。
水道管やガス管の配置などの現状について確認したりと、細かいところまで全てしっかりと納得する必要があるので、質問が多くなり長くなってしまいました。
既存の設備についても確認します。
現状の状態であるもの、ないものを確認する必要がありますので、事前に設備関係も確認しておく必要があります。
ないものと判断されたものを、後から壊れているから直してください、とは言えません。
不動産仲介手数料
契約の後、仲介手数料を支払う、振込先が書かれた紙も一緒に受け取ります。
私の場合は、契約が終わったタイミングで、仲介手数料の半分の金額を振込むように言われました。
後日銀行振込をした、仲介手数料ですが、売買代金の3.24%+6.48万円(税込)が上限らしいです。
3.24%は上限なので、これより安くしている不動産会社もあるようです。
このように、契約時には、手付金と不動産仲介手数料を合わせた、まとまった資金が必要となります。
実印
契約では認め印でも問題ないのですが、住宅ローンの本申込みでは、実印が必須なので、役所に印鑑登録をしていない方は、この機会に登録しておくとよいと思います。
わかったこと
- 手付金は現金で必要。
- 重要事項説明書は、契約の前に郵送してもらうこと。
- 融資利用の特約による解除期限、瑕疵担保責任は特にしっかり確認する。
- 不動産仲介手数料は、契約後、半額を支払う。引渡し時に残りの半額を支払う。