1. 濃厚とろとろトリッパのトマト煮の作り方

投稿日:2013年4月24日

関連リンク

旅行でイタリアに行った際、現地でトリッパを食べました。
市場の食堂みたいなところで、「どん!」と出されたそれが、すごく美味かったのが忘れられません。
それ以来、肉屋でハチノスを見ると、トリッパを作りたくなります。
初めは、臭みを取りきらないままトマトで煮込んでしまったり、味付け素材がなかなか染みこんでくれなかったり、手がかかるわりに報われない料理だと思っていましたが、ようやく「オススメ!」と言える味に出来上がりましたので、ご紹介します。

材料

01_DSC_9963

  • ハチノス 400g〜500g
  • 酢 大さじ3
  • ショウガ 3〜4片
  • セロリ 1/2と葉っぱ
  • ホールトマト 1缶(400g)
  • 白ワイン 50cc

【ポイントの野菜】

  • 人参 1/2本
  • 玉ねぎ 1個
  • セロリ 1/2本
  • ニンニク 2片
  • バター 20g
  • オリーブオイル 大さじ3

【味付け】

  • 水 300cc
  • 顆粒コンソメ 大さじ1
  • ケチャップ 大さじ1
  • ソース 小さじ1
  • タイム 小さじ1/2
  • セージ 小さじ1/2
  • ローリエ 2枚
  • 塩 適量
  • 胡椒 適量

トリッパを作っていきます

1.鍋にたっぷりの水を入れ、沸騰させます。

02_DSC_9970

2.酢大さじ3とハチノスを入れ、15分茹でます。

03_DSC_9982

3.茹でこぼし、流水で洗います。

05_DSC_9986

4.ボールに水をはり、ハチノスをよく洗います。

汚れは臭みの元なので、1つずつ丁寧に洗います。07_DSC_9996

5.この間に、鍋にたっぷりのお湯をもう一度沸かしておきます。

04_DSC_9983

6.ショウガ3〜4片をザクザク大きめに切っておきます。

後で取り除くので、細かくしないほうがいいです。ショウガは多めのほうがいいです。09_DSC_0002

7.セロリ1/2本と葉っぱを用意しておきます。

セロリも、あとで使う1/2を残して切っておきます。そのまま入れるので、細かく切る必要はありません。
セロリには肉の臭みをとる作用があるそうなので、多めに入れてもいいですね。14_DSC_9975

8.お湯が沸騰したら、セロリとショウガ、ハチノスを入れて1時間茹でます。

10_DSC_0007

9.茹でこぼし、水でよく洗います。

もし、匂いがきついようなら、もう一度茹でます。今回使用したのは、1度湯通しされたものなので、全部で3回くらい茹でるのがいいかもしれません。

この下処理でくさみをとってしまう事が大事です。ただ、独特のにおいが好みの方もいると思うので、様子を見て茹でてください。11_DSC_0013
しっかり水で臭みをとります。
12_DSC_0017

10.よく洗い、水が透き通った状態。

13_DSC_9998

11.人参、玉ねぎ、セロリ、ニンニクをみじん切りにします。

人参 1/2本、玉ねぎ 1個、セロリ 1/2本、ニンニク 2片を切ります。
画像は玉ねぎ2個になっていますが、1個です。14_DSC_9973

12.オリーブオイルにニンニクのみじん切りを浸しておきます。

オリーブオイル大さじ3に、ニンニクのみじん切り2片分を浸します。
オリーブオイルは少し多めに作っておいてもいいですね。15_DSC_0012

13.野菜を炒めます。

フライパンに、バター10gと工程12(オリーブオイルとニンニク)の1/2を入れ、じっくりフライパンを温めます。

16_DSC_0019

ニンニクからいい香りがしてきたら、野菜を炒めていきます。

17_DSC_0022

よく炒めます。

19_DSC_0030

途中の様子。

20_DSC_0032

14. 15分ほど炒めて、これくらいのいい色になったら、別の皿に移しておきます。

ちなみに、このオリーブオイルで炒めた野菜は、ソフリットといいます。22_DSC_0043

15.ハチノスに塩、胡椒をまんべんなくまぶします。

23_DSC_0049

16.ハチノスを炒めます。

フライパンに、バター10gと工程12(オリーブオイルとニンニク)の1/2を入れ、じっくりフライパンを温めます。

24_DSC_0052

ハチノスをフライパンで炒めます。

25_DSC_0057

焼き目が軽く付いたら火を止めます。

あまり炒めすぎると乾いてしまうので、ほどほどに炒めます。26_DSC_0060

17.工程13で炒めた野菜(ソフリット)を、別の大きめのフライパンで軽く炒めます。

野菜、ハチノス、その他の材料が入るので、大きめの鍋もしくはフライパンを使います。28_DSC_0068

18.ハチノスを加え、よく混ぜます。

29_DSC_0073

19.白ワインを加え、アルコールをとばします。

30_DSC_0074

20.アルコールがとんだら、ハチノスをフライパンの端に寄せます。

32_DSC_0079

21.そこにホールトマトを入れ、よくつぶします。

33_DSC_008233_DSC_0086

22.材料【味付け】のすべてを入れ、よく混ぜます。

38_DSC_0099

23.蓋をしておいて、その間に圧力鍋を用意します

37_DSC_0096

24.圧力鍋に移し、30分加熱します。

移す際、水分が少ないよう感じたら、焦げ付き防止の為、水とチキンスープを足してください。39_DSC_0107

25.出来上がりです!

DSC_0108
しっかり煮こむことで、ハチノスはかなりトロトロになります。
41_DSC_0122
我が家では、トリッパは手がかかる料理なので、一度に多くを作って、冷凍保存しています。
パスタにあえてもいいし、パンと一緒に食べても美味しいですね。
[amazonjs asin=”B0094OHFQU” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”T-fal 圧力鍋 「アクティクック シンプリー」 タイマー付き IH対応 6L P4330775″]

  1. 山へたけのこ掘りに行ってきました。掘ってから下茹でまでをご紹介

投稿日:2013年4月22日

関連リンク

今は春。スーパーで、皮付きのタケノコが売られるのを見かけるようになりました。
知り合いの山でタケノコを掘らせてもらったので、リポートしてみたいと思います。

ちなみに場所は千葉県。アクアラインを使って都内からのアクセスも良好でした。
下処理の方法は家庭のやり方なので、参考程度に眺めてください。

早朝の品川より、千葉に向けて出発。

朝早くとの呼び声に応じて、6時40分発の高速バスに乗りました。
ここから目指す袖ヶ浦バスターミナルまでは50分。
木更津アウトレットにもここから行けます。01_DSC_0485
アクアラインを通って、トンネルを抜けるとそこは大海原。
天気はイマイチでしたが、それでも見晴らしがよくて、気持ちがよかったです。02_DSC_0493

目指すはこの山!

バス停に迎えに来てもらい、さっそく山に向かいました。ここがその現場。03_DSC_0496

タケノコ探索へ

竹が入り乱れてました。
舗装されている山ではないので、かき分けながら進みます。05_DSC_0606
04_DSC_0596

と、そこまで苦労することなく、発見。

06_DSC_0498
あれよあれよ、と07_DSC_0500
スコップで掘って、一丁あがり。08_DSC_0502

次々と発見

これは良さそうなサイズ。

小さなタケノコは、身が柔らかくて美味しいとのこと。08_DSC_0506
スコップでかきわけ、
09_DSC_0508
2丁あがり。
13_DSC_0524

どんどん行きます

14_DSC_056115_DSC_056016_DSC_056317_DSC_056418_DSC_056519_DSC_0566

頭が出たのを探します。

21_DSC_0610

ちょっと育ちすぎ

20_DSC_0591

このタケノコは手ごわかった!

22_DSC_0627
簡単そうに採れそうだったのですが、結構な根っこがびっしりと。生命力の強さを感じました。24_DSC_0633

コツは。。ない!

今日の収穫の一部です。
友達は先週も採りにきたそうですが、たんまりと採って帰りました。25_DSC_0625
タケノコの成育は1週間で1mになるものもあるらしく、コツも特になく、思っていたより採れて楽しかったです。

さっそく下茹で(下処理)をします。

さっそく、採れたタケノコの下処理をします。

タケノコは、時間がたつとえぐみが強くなるとのことで、すぐにアク抜きをしておかねばなりません。

釜くん登場

ちなみに、これは知り合いの手作りの釜をお借りしたものです。顔みたいで、かわいいですね。28_DSC_0658
この釜くんに、どんどん木を食べさせて火おこし。26_DSC_0650

鍋にいっぱいの水を入れて、火にかけます。

27_DSC_065729_DSC_0656

その間に、タケノコの皮むき。

根の部分を切り落とし、32_DSC_0688
皮に切り込みを入れ、33_DSC_0689
皮をむいていきます。34_DSC_069035_DSC_0694
結構小さくなりました。36_DSC_0696

皮むき、ビフォーアフター

大きめのたけのこでみてみます。
軍手を基準として、皮むきの前後をご覧ください。結構、小さくなってしまいますね。30_DSC_065231_DSC_0710

タケノコを鍋に入るくらいの大きさに切ります

38_DSC_0714

沸いた湯の中に入れます。

39_DSC_0661

握りこぶし1〜2つ分くらいの米ぬかをいれます。

まー適当です。40_DSC_0663

沸騰してから、30分〜40分煮ます。

まー適当です。竹串ですっと刺さるようなら大丈夫でしょう。42_DSC_0697

煮えました。ぷるんぷるんで美味しそうです!

43_DSC_0700

別に用意しておいた水に1晩つけて、下処理の完了です。

冷暗所に置いておきます。43_DSC_0701

おわりに

こんな感じでタケノコを立派に収穫できました。
この後、激しい筋肉痛になったのは言うまでもありません。

ごはん、お味噌汁、煮物、自分で掘ったタケノコで作るのは楽しみです!
作った料理は、また別の記事でご紹介する予定です。